ぼーろランドへようこそ 2
もはや善さんと化したぼーろ氏率いるぼーろランドメンバーは、暫し城下町を楽しんだ。
どこを歩いても水の流れる音が聞こえるこの町は、歩くだけで浄化される。
私は7年前に訪れた時にオープンしたてだったカフェがまだあったことに喜び、皆を誘い一服した。
久々の自己紹介を帰りがけにするとオーナーさんも思い出してくれた。まさかの再会まで出来た。
陽が沈み、温泉に立ち寄り、家に戻った。
お腹の空き具合も丁度良い頃合いに、
素敵な前菜から始まった。
野菜と塩の力。
世界最強のご馳走だ。
野菜が全力で美味しくなる。
心までまた喜びが広がる。
すると、文庫箱が登場した。
ここに記された物語は、つまり、レストランならばメニューだった。
メニューを紹介してくれたのは、みちのとあるエピソード。
そして出てきたものは…
もはやひらがなでしか出てこない。
みちちゃんのつくってくれた みとぼる
である。間違いない。
お肉の中に、クミンの風味がフワッと過ぎる。
口内で肉汁がソースと絡んで程よいとろみになる。
マッキーが教えてくれる。
よかったな!4回作ったもんな!
何度も作って、練習してくれてたのだ。
文庫箱の物語によって、
私はみちとして食べ、みちに作ってもらったキヨとして食べ、ぼーろ氏に作ってもらったシモーヌとしてみとぼるパスタを食べた。
お礼に、なんてねはお気に入りのぼーろ氏の作品を読み語り、私は文庫箱に入っていた物語を読み語った。(読み語ることでもう一度みとぼるパスタを味わってしまった。もはや5度くらい美味しい!)
そしてサプライズで、以前、マシンガントークで感想を電話してくれた友人にみんなで電話をかけた。
やっぱり1時間ほどの楽しくて、お互いに色々感じられる時間が過ぎる。
なんとマッキーには素晴らしい得意技があり、占星術で皆の出会いを読み取ってくれた。ミッキーを超越しつつある。
趣味の域を超えた、素晴らしい能力である。
マッキーにより読み解かれていく星めぐりのご縁、納得がいくもので、そうじゃなかったらこんなに和む1日目にならなかったろうと何度も頷く。
因みにぼーろ氏と私は年齢は違うが、誕生日が1日違いである。
ところが、ぼーろ氏の妹さんとうちのなんてねは、誕生日が同じであった。
これまた驚きの展開である。
あっという間に時計の針がてっぺんで重なる。
用意された寝床へ向かい、布団に入
あったか!!!!
アイリスオーヤマ、私もファンである。
カラリエの威力を目の当たりにして、
本気で購入を考え、眠りに落ちた。
つづく