星の数ほど
200x.01.23(金)はれ
夜、久しぶりに東京タワーにのぼった。
どこまでも続く東京の街は、夜の中でまるで夢の様に輝き浮き上がって見えた。星の数ほどある小さな灯のそのひとつひとつに人がいて、その数だけの人生がここにあるんだ。不思議な気持ちになってくるよね。
目の前に広がるこの輝く街で、オレたちはフラフラ遊び、泣いたり笑ったり、恋をしたり、音楽を作ったり、歌を歌ったり、たまには落ち込んだりして、毎日を過ごしている。夢の様に光るこの街でオレたちは生きているんだ。そんな風に考えていると、だんだんオレらのどーってコトない毎日がどこまでも続くB級青春映画の物語りの様に思えてじんわりと感動してくるのだ。
赤羽橋の交差点を車が行き交うのをいつまでも眺めて、最終のエレベーターで降りた。その後、今日誕生日のマツウラんちへ行った。
部屋に入るとマツウラは奥にひとり寂しそうに座っていた。マツウラは昨日何かにケリをつけていた。今夜はとことん付き合ってやろうと思った。オレにはマツウラの気持ちが分かった。
遅くなってオーダイが山程の酒とケーキを買って来た。バカな話しだけをして朝まで浴びる程飲んだ。帰り際マツウラが「ありがとう」と言った。
イェーイ!誕生日おめでとう。
32:08 星の数ほど