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ネーチャーゲーム~2023夏~開催しました♪

部員のフダヤスコです。
8月23日水曜日夕方、シモキタ園藝部 のはら広場で「ネーチャーゲーム~2023夏~」を開催しました。

ネーチャーゲームとは、1人1人がもっている感覚を使って自然を楽しむことで、自然と人が仲良くなることができる遊びです。
かつては人々は自然と共にある暮らしをていたのが、現在は多くの人が自然とかけ離れた生活をしています。自然に目を向けて、自分も自然の一部であることに気づく、人が自然を尊重し、共生していく社会をめざすために、ネーチャーゲームがあります。
1979年にアメリカのナチュラリスト ジョセフコーネルによって発表された活動で、日本ではシェアリングネイチャー協会がネーチャーゲームの普及や指導員の育成を行っています。
詳しくはこちら
https://www.naturegame.or.jp/know/

私はこの春、ネーチャーゲーム活動を通して自然を案内する自然案内人(ネーチャーゲームリーダー)になりました。 
シモキタ園藝部入部2年目、自然に関わることはまだまだ初心者です。
緑いっぱいののはら広場は、たくさんの方々が尽力されて生まれたことを伺いました。
とても尊い場所であるのはら広場を、私自身も楽しみたいし、多くの人にとって楽しい場所、なくてはならない場所になってほしいと思い、のはら会議で「のはら広場がどんなところか、見たり、感じたりして知って頂けるネーチャーゲーム」の提案し、開催することができました。
今回は、4つのネーチャーゲームを行いました。

のはらで色合わせ

色合わせカードをお渡ししています。


はじめは色をテーマにしたネーチャーゲーム「のはらで色合わせ」です。
のはらは見渡すと緑でいっぱい。そんな中にこんな色がある?と思われるカラフルな色が書かれたカードをお渡しし、その色がどこにあるか探します。


色合わせ中、午前中は咲いていたつゆ草のお花をみつけたところ。

このカードの色は、すべてのはらにあるものから選ばれてます!
今回は、事前にゆかさんがのはらの植物の色を印刷して下さいました。
難易度高だったのは、つゆくさの青。
午前中は咲いていたつゆくさは、夕方にはしぼんでいて、つぼみの色を見つけるのは一苦労でした。
なんとなく見ていると見過ごしてしまう、どんな色があるかな?という視点でのはらをみると沢山の色があると発見できました。

目隠しイモムシ

風や光を感じながらゆっくり進んでいきます。

目を使ってのはらをしっかり見た後は、目以外の感覚でのはらを楽しむ「目隠しイモムシ」。
私たちは視覚からたくさんの情報を得ています。そこで視覚がなくなったとたん、それまで眠っていた他の感覚が一斉に目覚めて、無意識に周りの自然を感じようとします。目隠しをしてのはらを探検します。
参加者が一列になり、私がのはらの中を案内していきます。

途中でとても香りのいい木の葉を触ったり、香を嗅いだり、しゃがんで地面の植物を触ったり。
目隠しをしていると、指先や、匂い、音、足の裏の感覚が研ぎ澄まされます。
終わった後は、目隠しを取って、同じ道を歩きます。
ここを通っていたとは思わなかった!と驚くかたもいらっしゃいました。

ミクロハイク

なにか動くものをないかな?


目を使って色を探し、目以外でのはらを楽しんだ後は、もっとのはらに近づいて見てみようということで、虫眼鏡を使う「ミクロハイク」です。
虫眼鏡を顔に近づけて、そのまま地面に近づいていくと、いつも見えないミクロの世界を体験できます。

サンセットウォッチリスト

こやの屋上からの夕焼け


最後は、夕暮れをゆっくり楽しむ「サンセットウォッチリスト」です。
こやの屋上で、太陽が沈むところ、風、音など、自分が感じた順に番号を付けていきます。順番はわからなくなっても大丈夫。大事なことは夕暮れを楽しむことです。

ゆっくりした時間を過ごし、ネーチャーゲームは終了しました。
ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました。


参加した部員のひさこさんよりご感想です♪

色チャートを持って、野原を真剣に色探ししたり、
目隠しをして音や匂いで野原を感じたり、
普段気づくこともしない小さな小さな生き物に目を凝らしたり…
最後は色々な時間を過ごさせてくれた1日の終わり夕暮れを全身で迎え入れる
普段は使わずに過ごしてしまっている五感をフルに使って、
身近にある自然を存分に味わって感謝する
たった数時間なのに、物凄く充実したものを心にどっかりもらいました。 
人も光も土も草も、そこに息づく全ての生とそれを生かしてくれている地球にふっと寄り添って感謝した内面との対話、自然への感謝、気づかないものへの気づきをもらえた贅沢な体験でした。

毎日毎日が違うように、同じことをまた違う日にしたら、
天気も季節も、参加する人も自分の身体や心の状態も違って、
全く違う経験になるのかな…
自分の中に感じ取るものが、残るものがまた違うのかな…
そんなことを思いながら迎えた月と星の空でした。
また参加してみたいです。


やってみたい!と言ってくださった當間桜さんと、ネーチャーゲーム経験のある佐藤久子さんにご協力頂き、のはらの設計されたちゃやのゆかさんにご相談、アドバイスを頂きながら、準備を進めていきました。たくさんサポート頂き、ありがとうございました。
そして、楽しませてくれたシモキタのはら広場に感謝します。

また、季節が変わったら、違う姿を見せてくれるのはらで、ネーチャーゲームを開催したいと思ってます。
ぜひ、のはら広場で楽しみたい! のはら広場をもっと知りたい!という方、ご参加くださいね。

部員 フダヤスコ


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