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第8回新世代賞を終えて-第8回新世代賞実行委員会副委員長より謝辞

本稿は2024年9月30日に執筆されたものです。

先日、第8回新世代賞の「公開最終審査会&受賞式」が無事開催されました。
審査会が無事に終了し、今は安堵の気持ちでいっぱいです。このプロジェクトを進める中で、たくさんの挑戦や課題に直面しましたが、それらを乗り越えて、ここまで来られたことに深い感謝と達成感を感じています。

まず、今回の新世代賞を資金面や多くのリソースで支えてくださった小田急電鉄の皆さま、特にご担当の佐野様、本当にありがとうございました。また新世代賞の発起人である辻仁成様、若手の事務局の活動を信頼し、見守ってくださったことに心から感謝しています。

そして、SHIMOKITA COLLEGEの学生を中心とする新世代賞事務局のメンバーへ。本当にありがとう。特に今年は、高校生や大学生が主体となって運営を行い、私自身も一定の職務経験は積んでいるものの、まだまだ未熟で皆さんに迷惑をかけた部分もたくさんあったと思います。それにもかかわらず、この大変なプロジェクトを無事にやり遂げられたのは、皆の協力があったからこそです。この経験は、今後の仕事やさまざまな場面で大いに役立つものになると確信しています。

もし、メンバーの中でアーティストとして活動していきたいと考えている人がいるならば、この事務局の活動を通じて、多くの人々の支えがあってこそアーティストは存在できるということを実感したと思います。自分の作品を世に送り出す際には、その支えを大切にしてほしいです。

また、アートを支える立場に興味がある人も、これ以上ない貴重な経験ができたのではないかと思います。ここで築いたつながりや得た経験を今後のキャリアに生かしてくれたらうれしいです。

まだ将来が明確に見えていないという人も、この経験から得たさまざまな気づきを大切にして、考えを深めていってほしいと思います。太宰治の言葉を借りるならば、「学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。」とあります。この言葉は、学問のみならず今回の経験にも通ずるものがあると思います。この経験によってすぐに成果が見えることもあれば、時間をかけて実を結ぶこともあるかもしれません。ですが確実に人生を豊かにする経験の一つになっているはずです。

改めて、新世代賞に参加した作品応募者の皆様、小田急電鉄の皆様、辻仁成様、そして第8回新世代賞事務局の皆さん、本プロジェクトに多大なるご支援・ご協力をいただきまして誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
皆様がアートを通じて、より豊かで実りある人生を歩まれることを心から願っております。

2024年9月30日
第8回新世代賞実行委員会副委員長 坂元翔



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