免許合宿21日目「僕が何したっていうのさ」
免許合宿16日目
日記作成者 下島
半谷との関係 恋しい
死にたい度 100
朝食 無し
昼食 チキン竜田バーガー ポテト オニオンリング
夕食 デミハンバーグ マカロニグラタン ベイクドエッグ味噌汁
空虚な部屋。小太りがいた頃のような散らかりは既になく、虚の時間は僕をひたすらに苦しめる。PS4は半谷に持って帰られてしまい、寝る以外本当にやることがない。なるほど、生活感のない部屋に軟禁されるとつい自殺を考えてしまうな。僕、この1日でめちゃくちゃ老けたりしてない?
幸いにも午前中は教習が3つあり、自殺を考えるような時間はなかった。高速教習ではまたおじさん2人と一緒で、この教習所は高速道路に出るまでに1時間ほどかかるそうなので、シュミレーターを使って行った。まず僕はアフロでイカついおじさんが運転しているのを後ろで見ていた。シュミレーターなので現実には滅多に居ない、かなり荒い運転をする輩が画面の中に沢山いる。アフロのおじさんは80km/hで高速道路を走っているところを目の前に割り込まれ、その車と衝突してしまう事故を起こしてしまった。シュミレーターなのだからある程度仕方ないのだが「っざっけんなよ!ああ!!」と急に大きい声を出すもんだから僕は完全に萎縮してしまった。怖いってまじで。そら相手が完全に悪いけどさ。続いてシュミレーションを行った僕は、何故か大雨という設定で高速を走らされ、視界があまりにも悪くテンパり続けた。うしろではおじさんたちが音を立てて貧乏ゆすりをしている。マジで怖い。その瞬間僕の前にも無理やりな車が割り込んできて、僕は思い切りスリップして大事故を起こしてしまった。勘弁してくれ。後ろが見れない。教官、僕の連れであった半谷くんは女の子2人とキャピキャピしながらやったと聞いてました。20も上のおじさんの圧を受けながらやらなければならないなんて、仮免許の学科試験に落ちることはこんなにも罰を受けなければならないことなのでしょうか。ああ、半谷がいてくれたらどんなに気が楽だったことか。
全員のシュミレーションが終わり、20分くらい時間が余っていたため、残りの時間そのおじさんたちと会話をするはめになった。聞くと、アフロのイカついおじさんはずっと配達の仕事をしていて、1日中運転をする仕事をしているから運転が上手いとのこと。確かに運転はうまい。でも運転を生業にしているのならますます免許を剥奪された理由を教えてほしい。あと癇癪持ち運転しちゃだめだよ。煽り運転とかしないでねおじさん。それでも話していると少し打ち解けて、運転のアドバイスをいくつかもらった。悪い人ではないのだろう。しかしここで教官が動いた。「下島はM-1に出るんだよ」はい、自殺します。おじさんたちにはまだバレてなかったのにな。ここでおじさんたちがいじってこようものならすぐ自殺だ。さぁおじさん、なんという?どっからでもかかってこいや。僕はもう歯と歯で舌を挟んでるぜ。するとおじさんは「ふーん、そうなんすね」と興味を示さなかった。それはそれでなんか悔しいな。
昼食には僕のお待ちかね、チキン竜田バーガーがでた。これとビッグマックがどう違うってんだ?半谷、これはこれで「幸せ」だぜ。
あと、半谷は今日で親のクレカをとめられる。こっちは同じ料金でお前より何食分か多く飯を食えるってのに、お前は使えないクレカでどうやってマックをウーバーするんだ?ははっ
今日は午前で授業が終わってしまい、午後はなるべく時間をかけて効果測定をした。何もしてない時間があるとつい、ね…
夕食の時間に張り出された明日の技能時間割を見ると、しっかり3時間入っていた。これにより、最短で明後日に卒業できることになった。マジック2、点灯。帰ったらまずビールを飲んで、マック食べよ。