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ぼくの趣味遍歴② ~小学校低学年~

前回の記事です。

 はい。自分の趣味の流れを書いていくやつです。前回は小学校へ入学するまでのぼくでした。恐竜、仮面ライダー、たまごっち等、そこそこ健全な趣味をしています。そんな子がオタクなんかになるわけがないよね!
 では。

ポケモン・妖怪ウォッチ・ゲーム実況動画・ニコニコ・アニメ

 まずは小学一年生。周囲が震災のごたごたで慌ただしいなか、なんとか新年度がはじまります。幼稚園が一緒だった友達も大勢この学校へ入学し、学校生活楽しい! という感じで、一年次はとっても順風満帆でした。
 なんとこの頃の趣味は、友達と外で遊ぶことです。こんなの陽キャまっしぐらに決まってる。

 転機は、小学二年生の中頃に訪れました。
 まず、三年ほど前に離婚した母親が、ここらへんで再婚相手を見つけてきたのです。バツイチはバツイチ同士で再婚するのが世の習わしであり、その相手にも中二と小六、2人の子供がおりました。これが美少女姉妹だったらラノベなのですが、現実は非情であり、野球大好きな坊主の兄弟です。継父の連れ子は野球部でした(泣)。
 これがどう趣味の遍歴にかかわってくるのかというと、このときに、ぼくは野球部少年のお下がりであるDSと、数多のゲームソフトを譲渡されたのでした。据え置きではないゲーム機の入手! これは事件です。ぼくはチョロいガキなので、ゲーム機をくれたその男の人をすっかり好きになりました。まあ一年も経たずに母へ暴力を振るうようになり、関係は切れるのですが。(ぼくたち家族はすでに相手の家に引っ越しており、そこから夜逃げのように出ていったのですが、あの家族は今どうしているでしょうか。どうか元気にやっていることを祈っております)

 ともかく、ぼくはDSを手にした。世界が広がったのです! ドハマりしたのはポケモンでした。ポケモンブラック。それからプラチナ、ソウルシルバー、ファイアレッドと続けてクリアしていき、次いでブラックホワイト2が発売され、ぼくはブラック2を買ってもらいます。多分あの頃がいちばんゲームを楽しんでいた。
 また、小学二年の正月には、実の父方の祖父母から、ちょっと遅めの入学祝として3DSを買ってもらいました! そのときの光景は鮮明に覚えています、3DSをプレゼントしてもらった場所は、上野公園の、今はなき『上野こども遊園地』――元父、祖父母、ぼくと弟の5人でガーデンテーブルを囲みながら渡されたコバルトブルーの3DSは、ぼくの人生で最良のプレゼントでした。その場ですぐ開封し、内蔵ソフトである『ARゲームズ』で楽しく遊んだのを覚えています。
 さらに、小学二年のときのクリスマスプレゼントは、『とびだせ どうぶつの森』。(まだ3DSを持っていなかったので、正月に買ってもらった後にクリスマスプレゼントをダウンロードするという変なやり取りをしました)

 「漫画」を読み始めたのも小二のときでした。学童(共働きの親の子を収容しておく学校の施設)にあった『ONE PIECE』(なぜかイーストブルー編とエニエスロビー編しかなかった)を読んだのです。ルフィにたいへんな影響を受けたぼくは、「ゴムゴムのぉ~、ピストル!」「ゴムゴムのぉ~、ガトリングぅ~!」と叫びながら友達をボコボコに殴っていました。それを見ていた担任は、ぼくの連絡帳に「しもうさくんが、『ゴムゴムのピストル』などと言いながら、友達に暴力をはたらいています」と書いてしまいます。自分が悪いことをしている自覚ははっきりしていたので、いじめが親にバレたことは当然の報いだと思って受け入れたのですが、なにも技名を叫びながらいじめてたことまでチクらなくてもいいじゃないかと思ったものでした。

 小二の頃、ぼくは学校の休み時間、いつも図書室に通っていました。
 そこで借りていたのが、『マジックツリーハウス』シリーズです。

デルトラクエストは小学校低学年の人気本でしたね

 いわゆる「物語」のおもしろさに目覚めたきっかけが、これでした。
 2024年11月現在、和訳本は52巻まで出ていますが、ぼくは38巻まで読んでいます。38巻は小五のときに発売しているので、都合四年の付き合いでした。アニメ映画化もしており、主人公の声を芦田愛菜が当てています。最近だと『かがみの孤城』とかでも声優やってたし、芦田愛菜しゅごしゅぎる。(ぼくだって芦田愛菜・鈴木福・本田望結世代なのに……)

 さて。ぼくの人生の転換期はいつか? 大学生が「人生の転換期」とか偉そうに言うものではないですが、少なくとも第一の転換期と呼べるような時期は、波乱の小学三年次であったと言うことができるでしょう。

 まず、三年生になると同時に、ぼくは転校します。例の親の都合です。新たな地で心機一転、最初の思い出は、4月の誕生日に買ってもらったゲームソフト、あの『花といきもの立体図鑑』と『アニマルリゾート 動物園をつくろう!!』でした!

ちょうちょかわいい
かわいい!

 はい。前回のnoteを読んでくれればそこに書いてあるのですが、ぼくは幼稚園児時代、恐竜が大好きで、恐竜の図鑑を読むのも大好きで、恐竜を飼育する番組にハマっており、将来の夢は動物園の飼育員でした。完全にその影響です。
 『花といきもの立体図鑑』には、カメラで撮影した花の名前を検索してくれる(クソ精度)という、しょぼいGoogleレンズみたいな機能がありました。ところで先月息を引き取った母方の祖母がガーデニング好きだったのですが、庭に名前の分からない花があるということで、ぼくがこの機能でその花を撮影し、名前を教えたというほほえましいエピソードがあります。ありがとう、『花といきもの立体図鑑』!!
 バカだと思う。こんなのは親がお勉強用に無理やり押し付けてくるタイプのゲームであって、子供は黙ってマリオとかカービィとか欲しがればいいのに。なんで3DSを手にしてまで図鑑読もうとしてるんだよ。見てみろよ、『花といきもの立体図鑑』の画像の左下、「CERO:教育・データベース」だって。アルファベット表記じゃないことあるんだね。ようするにゲームじゃないんだよ、これ。
アニマルリゾート 動物園をつくろう!!』は、簡単に言ってしまえば甘城ブリリアントアニマルパーク。ガチャで動物を当てて飼育します。は?
 関係ありませんが、ぼくはこの頃から眼鏡を掛け始めました。

 次に、こちらは陽の道なのですが、ちょうどこの夏に発売したゲームがありました。

 『妖怪ウォッチ』です。ぼくはポケモン世代と妖怪ウォッチ世代の中間に位置する、いいとこ取りの世代だったのです。ぼくの二個下、つまり弟の世代ともなると、ポケモンを通らず直に妖怪ウォッチを始める子ばかりでしたから。
 これはたしか、体験版をやってみて面白かったので、すぐに買ったのだと思います。妖怪ウォッチが本格的に流行り出したのはアニメ化後なので、このときはまだ「一大コンテンツ!」みたいな感じで遊んではいませんでしたが。
 ぼくの世代はだいたい2とバスターズにドハマりし、真打で卒業していく人が多数派でしたが、ぼくはなんとなく「好きだったものに興味をなくす」ことが、怖いというか、寂しいというか、あまりそういう感情を認めたがらない性格だったので、3までやりました。クソつまんなかったのでストーリークリアして投げました。ありがとう、妖怪ウォッチ。

 さらに、ぼくが小三から観始めた、とあるアニメがありました。

2rdシーズンまで観てました

 終わった。
 これも前回の記事で言いましたが、ぼくは幼稚園児の頃からたまごっちを見ていて、それの前だか後だかにアイカツがやっていたのです。それでなんとなく観始めたら、面白くて毎週見るようになってしまいました。
 それもただ「あーなんかおもしれー」と即物的に楽しむだけならよかったのですが、あろうことかぼくは、作中で主人公たちが愛用する衣装のブランド名を暗記し(?)、アイカツ好きのクラスメイトの女子の前でそれを諳んじる(!?)という痴態を晒してしまったのです。オタクくんさようなら、もう何も言わなくていいよ。
 ちなみにぼくは霧矢あおい(画像右の子)が好きでした。ぼくの二次元の初恋はたまごっちのラブリンですが、二番目の恋は霧矢あおいです。主人公の弟であるらいち(霧矢あおいが好き)が「ぼく、アイドルの匂いがわかるよ!」とかふざけたことぬかしてあおいの匂いをくんくん嗅ぎだしたときは、殺すぞクソガキと思いました。当時はらいち(10歳)の方が年上でしたが。

 また、この頃ニンテンドーeショップで公開されていた『
ゲームセンターCX』にもハマっていました。

マリオ3リベンジ回とか好きでした

 有野課長は、いうなれば原初のゲーム実況者であり、あの頃のゲーム実況なんて終わってるオタクの見るものですから、この時点で「下準備」は万全だったといえます。

 「うごくメモ帳3D」や「いつの間に交換日記」もこの頃流行りましたね。ぼくはうごメモで陣内智則の存在を知りました。

 さらにさらに、この時期、家庭環境がアレでした。母は再婚予定だった相手の男にDVを受け、弟は相手の連れ子にゲーム機を取り上げられる、包丁を突きつけられる等のいじめを受け、ぼくはぼくでクラスメイトの女子に「転校生が調子に乗るな!」と言われて泣く(ダサすぎるしエロすぎる)といった状況で、日常にガタが来ていたので一年足らずで実家にとんぼがえり。あれマジでなんだったんだ。

 そんな感じでした。(どんな感じ?)
 まだ、ギリ、ギリいける! まだ巻き返せる!! 頑張れ!!







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