先月読んだラノベ他
読書メーターにこんな便利な機能あったんすね。知りませんでした。
7月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:4114
ナイス数:30
隣の席の高嶺の花は、僕の前世の妻らしい。 今世でも僕のことが大好きだそうです。 (ファンタジア文庫)の感想
★★☆☆☆ はい。というか、いくらなんでももうちょっと前世に触れてくれないと評価のしようがないだろ。これ、ちゃんと物語始まってますか?
読了日:07月01日 著者:渡路
クラスで一番かわいいギャルを餌付けしている話 (HJ文庫 し 09-02-01)の感想
★★★★★ 丁寧よりも誠実という言葉がよく似合う文章で、とても素晴らしかった。高い視点で、内省・自虐・自己憐憫の繰り返しと、”それでも”前へ進みたいという希望がたしかに描かれた誠実な物語でした。明らかに力を入れて書いている終盤もさることながら、序盤から中盤にかけての日常シーンにちりばめられた細部の輝きが秀逸で、なんでもない一幕でも印象に残る場面が多かったのはよかった。この二人の生存戦略の行き着く先が見たい。とりあえず、この作者の前作も読みます。
読了日:07月02日 著者:白乃友
レヴィナス 無起源からの思考 (講談社選書メチエ(333))の感想
鉢植の比喩はやっぱりちょっとどうかと思うけど、なんべんもなんべんも繰り返し説明してくれるので分かりやすい、良い本だった。けど、レヴィナスの入門としてはどうなんだろう? ちょっと言葉が著者に寄りすぎな気がする。良い悪いではなくて。
読了日:07月07日 著者:斎藤 慶典
カルメン (新潮文庫)の感想
高度に発達した冷笑は熱血と見分けがつかない。やっぱオタクとしてはファムファタに人生めちゃくちゃにされたい!という思いで読んだが、今となっては最後の二篇が印象的。簡潔で冷笑的な短編が並ぶ集中、しつこいまでの苦悩が描かかれた『エトルリヤの壺』だけ浮いている。きっとメリメはこれを書いて満足しちゃったんだ。小説を書くことで現実との折り合いをつけるという、小説家としての本懐を遂げたんだろう。羨ましい。『アルセーヌ・ギヨ』とにかくあのアルセーヌ・ギヨの最後の言葉、「あたし、愛しましたわ!」が強烈。涙が出そうになった。
読了日:07月11日 著者:メリメ
エトルリヤの壺 他五篇 (岩波文庫 赤 534-1)の感想
新潮文庫の方にはなかった短編と、表題作を読んだ。個人的には、他はともかくとして『エトルリヤの壺』は堀口大學訳の方がいいと思う。あれに硬い訳は合わない。
読了日:07月11日 著者:メリメ
こちら、終末停滞委員会。 (電撃文庫)の感想
★★★☆☆ 設定を足し算して、プロットは引き算な感じ。闇鍋した結果、ちゃんと個々の味が薄まってて苦笑。ファストフードみたいなキャラ造形やめましょうよ! なのだわ口調だけ好き。
読了日:07月13日 著者:逢縁奇演
多元宇宙的青春の破れ、無二の君が待つ未来 (MF文庫J)の感想
★★★★☆ 『俺は芝居が好きだ――! 俺はこれからも一生舞台に立ち続ける! 必ずプロの役者になることを、この場で誓わせていただきまーす! ――演劇サイコー!!』
読了日:07月14日 著者:眞田 天佑
恋する少女にささやく愛は、みそひともじだけあればいい (GA文庫)の感想
★★★☆☆ こんマリア〜 いかにも新人賞の手堅いラブコメって感じでした。
読了日:07月15日 著者:畑野ライ麦
I=P ―いちゃぱに― (富士見ファンタジア文庫)の感想
★★★☆☆ エロゲ(キャラゲー)みたいな会話の掛け合いが面白くてちょっと笑っちゃった。マリアがバカすぎてかわいい。ただ、内容はないよう。でも個人的には、最近の垢抜けたラブコメよりはこういう雰囲気の方が好きだったりする。ニセコイは見たことありません。
読了日:07月16日 著者:春日 秋人
夏を待つぼくらと、宇宙飛行士の白骨死体 (ガガガ文庫 ガし 9-1)の感想
★★★☆☆ 無難というか、爆発力がないというか、印象に残らないというか……SF(ミステリ)と青春の食い合わせってこんなに悪かったっけ?って感じ。欠点らしい欠点はないんだけど、だからといって褒めるべきところも見つからない。夏、田舎、青春!って感じの雰囲気もあんまりだし、SFミステリパートは盛り上がりに欠ける。よく分かんないけど、つまんなくはなかったです!
読了日:07月19日 著者:篠谷 巧
ナメてるお嬢を俺がわからせた (ファンタジア文庫)の感想
★★★★☆ 面白い面白い! ちゃんとラブ”コメディ”やれてる! 最高!!!
読了日:07月20日 著者:大空 大姫
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん (角川スニーカー文庫)の感想
★★☆☆☆
読了日:07月25日 著者:燦々SUN
ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編12 (MF文庫J)の感想
★★★☆☆ 綾小路くん龍園好きすぎ定期
読了日:07月25日 著者:衣笠彰梧
ゆるふわ先輩は枕で変わる (MF文庫J)の感想
★★☆☆☆ ロープラエロゲみたいな一発ネタをラノベでやるのはやめましょうよ。
読了日:07月26日 著者:六畳 のえる
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