登壇初心者必見!IVSで初登壇してみました
イベント登壇するに至った経緯
スマートバンクCFOの下河原(@Yshimogawara)です。久しぶりにこちらのnoteで経済関連以外のことを書いています。
先日、当社の代表である堀井翔太(@shota)経由で、Mergirisの中辻さん(@Naka_CPA)にお声がけをいただき、IVS(日本最大級のスタートアップイベント)のサイドイベントで登壇してきました。
日々Xやnoteで毎日経済やFintechニュースを配信したりしているのですが、まだまだ発信力が足りないと日々反省しております。この点、界隈で認知度が高かったり、発信力が高い方を尊敬する毎日でもあります。
元々発信や認知向上に取り組むのはあまり得意ではないのですが、苦手だからこそ頑張りたいと思っており、今年の隠れた最大のチャレンジは「自分の認知や発信力を上げることで事業に貢献すること」です。
そういった課題感を抱えている中で丁度お声がけいただいたので、登壇させていただくことに決めました(将来の目標はメインイベントでの登壇です!笑)
ブログを書いた経緯:初登壇者の心得とは
7月中旬に登壇させていただいた後、黙々と日々を過ごしていたのですが、ふと思い出したことが。
何かというと、登壇する前に「何に気をつけるといいのか知りたい」と思って、スタートアップ登壇系の記事をいくつか探してみたんですが、自分が探していた「登壇初心者はこれを気をつけろ」みたいな内容の記事が見つからなかったことです。
「これから登壇控えてるんだけど、どうしよう」
「何を話したらいいんだろう」
何をするにしても、誰もが最初は初心者です。
自分と同じように悩む方はいるだろうなと思いまして、初心者なりに「うまくできたこと」「次気をつけたいこと」を整理して記載したら、どなたかの役に将来的に少しでも立つのではないかと思いました。というわけで、今回は下記の3本セットでお送りします。
チャレンジして良かったこと
苦手なのに適性があると思った理由
学び・反省
チャレンジして良かったこと
①IVSという大きなイベントに初参加できた
スタートアップ業界に来て早3年。大型スタートアップイベントに初めて参加しました。
遠くのイベントに参加するよりも、目の前の仕事や事業を進めることを優先してしまうタイプなので、「登壇するからIVS参加する」などの都合がないと一生参加しなかったと思います。
実際行ってみると、圧倒的な熱量を感じましたし、既存の知り合いや新しい方含めて、色んな方が集まっている場としての希少性も感じました。
リピートするかしないかは各自判断あると思いますが、少なくとも一度は行ってみても良いイベントだなと、実際に参加してみて感じました。
②ネットワークが広がった
当然なんですが、イベントに登壇すると登壇者同志の繋がりや、その先のつながりも広がるので有り難かったなと思います。
中辻さん以外にも、ジンさん(@hitoshikaki)、前川さん(@maekawa_nb)、諸見里さん(@kaikeishiro)はファイナンス関係でも発信力強い方々で、ご一緒させていただいて学びが深かったです。
発信力が強いからこそ、メリットを強く感じていらっしゃるんだろうなと、節々のやりとりで感じました。
③意外と適性があるかも?と自信になった
個人的には終わった後に「苦手意識はあるけど、やってみたら意外と適性あるかも」と思えたのはよかったです。
ちなみに、これは完全な自己評価です。笑
苦手なのに適性があると思った理由
①普段から難しい言葉を使わないようにしている
ファイナンス分野は、難しくマニアックな言葉が沢山あります。
一方で、参加者のリテラシーは多くのイベントでまちまちであり、「最大多数の最大幸福」(ベンサム)の達成のためにも、わかりやすい言葉でわかりやすい話をする方が絶対に良いと思っています。
専門用語で専門領域について話すと、「この人詳しい!」にはなりますが、「わかりやすくて、身になる話が聞けたな」と僕は思ってもらいたい派閥です(これは派閥の違いかも)。
今回のイベントでも「共感できる体験を話す」「共感を持ってもらえる言葉遣いをする」ことを心がけましたが、結果「言葉づかいがわかりやすくて、ありがたかった」と言っていただけたのは嬉しかったです。
ちなみに、ファイナンスとスタートアップにおいては、同じ言葉でも違う意味を表す言葉もたくさんあって、誤解を招くので使うのを避けているという意図もありました(LTV: Life-Time Value なのか、 Loan to Valueなのか、とか)
②求められている役割を意識できた
「登壇者は何を求めて自分を呼んだのか」
「イベントに参加した人は何を求めて足を運んだのか」
これらの期待値を踏まえた上で、話の内容や強度をコントロールしていたな、と振り返って思う部分はありました。元々営業だったからというのもあるかもしれません。
「サイドイベントのオフレコだから、普段言えないようなことを話してほしい」という招待側の思惑があり、「普段映像や記事媒体では聞けないことを聞きたい」「ファイナンスやスタートアップに限らず、事業において普遍的に通ずる話を聞きたい」という参加者側の意向があることは確認できていました。
中辻さんやジンさんが登壇前に参加者と交流する機会を作ってくださっていたのですが、その際に参加者プロファイルを直接確認出来ていたのはよかったです。登壇する前に、どういう方が参加しているかをしっかり確認しておくことも重要だなと思いました。
ちなみに前段にもつながりますが、参加者が業界の知識人の人たちであれば、当然マニアックな言葉を使っても問題ないとは思うので、「そのセッションにおける最大多数の最大幸福」を追い求めるのが正しそうです。
②質問者の勇気に共感できる
私自身は積極的に発信するのが得意なわけではないので、QAセッションにてご質問いただいた方の勇気はすごいなと本当に感じました。
質問する際は、うまく聞きたいことを表現できないこともあれば、少しテーマと逸れることもあると思います。それでも、その方が悪く見えてしまうような質疑応答は絶対に避けるべきだと考えています。
「勇気を出して質問していただいた」。その勇気を讃えて、会話の糸口を与えていただいたことに感謝をしながら回答する姿勢を持つことを、今後も大事にしたいです。
学び・反省
①発信力が足りない
同席させていただいた他の方々と比べると、圧倒的配信力弱者の私。
結果的に、登壇者間のネットワークや事前の関係構築が薄く、同席させていただく方がどういう話をするタイプなのか、どういう話をしたら光る方なのか、とかは全く把握できておりませんでした。
今後、なるべく発信を強めて声をかけてもらう機会を増やした上で、一緒に登壇する方を増やしていって、同席する方が輝けるテーマにつながるような話をするとか、心がけていきたいなと思っています。
自分がいい話をするのも大事ですが、オーディエンスのためには他の登壇者の方が輝いていただくことが自分が輝く以上に重要だなと思いました。
②普段の癖が出てしまう
私は普段から、MTGでも考えたいことがあると「うーん。。。」と考えてこんでしまう癖があり、時には目を瞑って考え込んでしまいます。(当然話は聞いてます!笑)
登壇中でも今思い返すとこの癖は出てしまっていた気がするのですが、登壇ともなると「あいつ目をつぶって寝てるんじゃないか」とか思われていた可能性もあるなと思っていて、普段の癖が出てしまわないように気をつけないといけないな、と強く反省しました。
まとめ
「今から発信力強めていきたい!」「初めて登壇するけど、不安」という方に参考になるかもという情報をまとめると。
(意思決定)打診があったら、とりあえずやってみよう。「苦手だな」「意外とできるかも」が分かるだけでも収穫はある。失敗しても学べばいいじゃない
(意思決定)ネットワークや外部の人からの刺激をもらえる場なら、尚更参加しよう。普段出会えない人とネットワーキングする機会は大事にしよう
(登壇)「最大多数の最大幸福」。セッションの開催の意図、参加者の属性と期待値などを考慮して、どういう言葉を使うべきか、どういう内容について話すべきかを考えよう。参加者属性は事前に調べておこう
(登壇)質問者はリスペクトしよう。勇気を出して質問してくれたら、それを讃えながら回答しよう
(登壇)前に立ってみられることを意識した際に、悪く見えてしまう癖がでないように注意しよう
(日々の努力)やっぱり発信力は大事!
これから登壇回数こなして、発信力高めようと考えている方、ぜひ一緒に頑張っていきましょう!また、登壇機会あればぜひお声がけください!がんばります!
X: Yshimogawara
Note: shimogyu