日本婦道記 山本周五郎作 箭竹

いやあ、爽快な物語でしたね。夫に先立たれたみよは、物語当初は、可憐な主婦にすぎないのですが、そのみよが、根性となにより才覚をみせていく。これは職人の物語なんですね。草鞋や箭だけをつくるだけではない、人をあるいはサムライを育て上げた一箇の職人の物語! だからおもしろい!

 そして、母は強しの物語なのです

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