朗読まとめ 『花も刀も』 山本周五郎  読み手七味春五郎  発行元丸竹書房

■あらすじ
平田 深喜は、幕末の剣客。講談『天保水滸伝』では、笹川繁蔵一家にくみし、大利根河原の決闘に参加し、闘死したとされる人物です。
 さて、本作は、山本周五郎の手によるものですが、なぞおおき平手造酒の前半生を、屈辱と挫折のなかに見事に描ききっています。

■この動画の目次
みぞれの街
0:00 一
7:12 二
15:27 三
23:04 四

なりわい
31:08 一
39:11 二
47:53 三
56:01 四
1:04:23 五

新粧
1:13:03 一
1:22:06 二
1:31:13 三
1:39:20 四
1:47:32 五
1:55:52 六

その人
2:04:32 一
2:13:44 二
2:22:20 三
2:31:03 四
2:40:04 五

よせる波
2:48:32 一
2:57:19 二
3:05:58 三
3:14:29 四

暦日
3:23:36 一
3:32:08 二
3:40:33 三
3:50:03 四

秋あらし
3:58:18 一
4:06:32 二
4:15:01 三
4:24:03 四
4:32:41 五
4:41:01 六
4:50:13 七



■花も刀も 再生リスト
https://www.youtube.com/watch?v=xcCVbgT5MGU&list=PLbLffmEwTDpo762eFnueCwTOOLkb7TL5L

■花も刀も、の剣客たち
 天保水滸伝で、有名な平手造酒を題材に、若き平手の苦悩と挫折の青春を描いた傑作中編なのですが、平手は架空ではなく、実在してます。

 平手ともめる海保帆平も、実在した幕末の剣豪で、水戸藩に見いだされて藩士となったのも実際の話。安政の大獄にひっかかって蟄居を命じられていますので、山本先生の過激な攘夷論者的な描き方も、なるほどと思わせられます。文久三年に病没しており、夜明けを見ることはなかったと。

 千葉周作の玄武館には、13才で入門。18才ではやくも大目録免許皆伝をうけた天才であったそうです。ちなみには若先生として登場した千葉栄二郎は、文久二年に三十才の若さで病没しております。幕末の名人達人を向こうに回して勝ちまくった天才剣士でした。
 平手が切尖はずしの秘術でやぶることになる大石進ですが、江戸の名剣士たちをことごとく撃破した名人です。が、息子もおなじ大石進を名乗っており、栄次朗と対戦したのは、息子の方(負けてしまった)。親父の大石とは、千葉周作が対戦しており、かろうじて引き分けることができたそうで、親父の面目を保っております。
 









#朗読連載小説 #平手造酒 #花も刀も #山本周五郎
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