【朗読】銭形平次捕物控『受難の通人』野村胡堂作 字幕付き  ※毎週日曜夜八時配信!    ナレーター七味春五郎 発行元丸竹書房

■受難の通人は、
 第81話目。昭和十三年オール読物十月号に掲載されました。

 大江戸の金持ちにして通人、女にもててもてて仕方のない源吉が若女房をもらった。

 けっこうなことであるが、その恋女房が、結婚後いくばくもなく死んでしまった。

 一家中に毒をもられた上、この女房だけが亡くなってしまう。

 銭形平次と八五郎は、現場に飛ぶが、怨みはこもごも怪しい者ばかりだが、捕縛にいたる証拠はつかめない。

 捕り物陣が手こずる内にも、源吉の周囲では、女達の受難が続いた。

 男と女の愛憎がからみあう、八一話です。お聞きください。


○銭形平次捕物控ThemeSongミュージックビデオを、作成しましたので、合わせてお楽しみください。

■男性ボーカル
https://youtu.be/GI8U0pBM8Cs

■女性ボーカル
https://youtu.be/L4YP7CeejE8


■登場人物紹介
平次……銭形の平次。岡っ引き。銭占いと投げ銭打ちが得意技。三一歳。
八五郎……ガラッ八。平次の子分。三〇歳の独身
お静……平次の恋女房。二三歳
笹野新三郎……八丁堀の与力で、平次の良き理解者
お品……石原の利助の娘。中気にかかった父、利助にかわって、御用をうけたまわるようになる。
三輪の万七……御用聞き。銭形平次と張り合う。

源吉……元鳥越の大地主。丸屋の主人
お雪……源吉の女房。毒死といわれるが。
お松……源吉の妹
吉三郎……源吉の弟
漆戸忠内……係り同心
総助……番頭
お越……下女
全龍……本道の医者
お富……飯炊き
お光……源吉に横恋慕をする。
お角……猿山町の小唄の師匠
幸三郎……四つになるお角の息子
お楽……両国の水茶屋の娘

◆用語集
霍乱……カクラン・急性の胃腸炎や下痢などを伴う病気。暑さや食あたりによる体調不良を指します。

斑猫……ハンミョウ・鮮やかな斑紋を持つ昆虫。地上を素早く走ることから「道教え」とも呼ばれます。

半間……ハンマ・間抜けなこと。または、一間(ケン)の半分で、約90センチメートルの長さを指す日本の伝統的な単位。

口説……クゼツ・言葉。弁舌。また、口先だけのもの言い。おしゃべり。多弁。

玉山……ギョクザン・「玉山傾く」の形で、酒に酔って眠り込むことの比喩表現。

酣醉……カンスイ・酒に酔いしれること。酔いがちょうど回って盛り上がっている状態を表します。

■この動画の目次
0:00 受難の通人 一
4:43 受難の通人 二
11:06 受難の通人 三
18:35 受難の通人 四
26:02 受難の通人 五
34:09 受難の通人 六
40:53 受難の通人 七


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■銭形平次捕物控 作品リスト
https://www.youtube.com/watch?v=TAZ_R3z6i_Q&list=PLbLffmEwTDprV6OWTzThbBxKDoeB6a5r_

■銭形平次の長篇集はこちら!
https://www.youtube.com/watch?v=ruF-vuGxqfs&list=PLbLffmEwTDprPA_TkWCNyyek_EKsRjHwj

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