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さびしいんじゃなくって、さみしいんだよ

「名も無き世界のエンドロール」(佐藤祐市監督)という映画で、
「さびしいんじゃなくって、さみしいんだよ」という表現があり、
好奇心旺盛の私は、その違いが気になって仕方がなかった。
ちなみにどちらも「悲しいことを表す言葉」であり、
漢字では「寂しい」「淋しい」と変換されるようだ。
「さみしい」は「淋しい」、「さびしい」は「寂しい」を
当てている説明も見つけ、なんとなくだけど、理解した気になった。
「さみしい」は、「物悲しいこと」を表す言葉であり、
主観的なさみしさを表現する際に使用される、とも書いてある。
心情を表す意味が強く現れている、という説明に納得した。
「さびしい」は、「悲しいこと」を幅広く表す言葉であり、
対象を人や物に限らず悲しい様子を表せるため、
心情だけでなく情景などの様子を表す際にも使用するようだ。
だから、一般的には「寂しい」が使われているのかもしれない。
そういえば「きく」も「聞く」「聴く」「訊く」と違いがあり、
できるだけ、自分のイメージにあった「きく」という漢字を
タイミングよく使うように意識しているから、
これからは「寂しい」「淋しい」も、意識して使い分けたいなぁ。

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