子供たちにオリンピック選手の凄さが伝わったか
もうすぐ、東京オリンピック2020が終わろうとしている。
私なりに振り返ると、コロナ禍の中、盛り上がったのは大人。
子供たちの口から、オリンピックの話がなかなか出てこない。
あれ、どうしてだろう?と考えたていたが、
原因は、あまりリアル感がなく、興味がない様子が伺えた。
無観客ということもあるだろうが、テレビで観るアスリートは、
ゲームセンターの画面の中で戦うキャラクターとあまり変わらない。
それは、同じレベルのアスリートが戦っているから・・と私は思う。
悲しいかな、そのレベルの高さを表現する手段を、
今回の私たち大人が持っていなかった・・と反省するしかない。
以前、生涯学習課長の時、公共施設に、世界記録、オリンピック記録、
そして日本記録などを、巻尺で計測し、テープで印をつけたことがある。
ただそれだけだが、走り幅跳びの記録の前で、呆然と立ち尽くす子どもや
走り高跳びの記録の前で、うそ~と見上げる子どもを見るのが楽しかった。
三段跳び、走高跳びの記録は、同じ人間の記録?と異次元の世界だった。
テレビを見ていても、訳のわからない英文字・数字ばかりが並び、
高齢者の私でさえ、なんの略だろう・・と悩むことしかり。
だからあえて、自分が楽しんでばかりいた反省も含めて、
「子供たちにオリンピック選手の凄さが伝わったか」を残したい。
東京パラリンピックも、同じなんだよなぁ。