義は羊に我と書く
映画「三国志英傑伝 関羽」
(フェリックス・チョン アラン・マック監督)から。
先日、映画「新解釈・三國志」(福田雄一監督)を、
ここまでパロディとして作り上げるか、と驚きながら、
それでも、ずっと笑いっぱなしで観終わった後、
久しぶりに、真面目な「三国志」(汗)が観たくなり、
多くの中から選んだのが、この作品。
やはり、三国志には欠かせない武将として、
劉備の部下である、関羽雲長に興味をもったから。
彼は「義」を大切にしていた武将とされるが、
冒頭、こんなフレーズにぶつかったのでメモをした。
「義の男が、このような最期を迎えるなら、
その後は誰が道義を守るのだろうか。
義は羊に我と書く。羊の善良さを持つ者。
関羽将軍は義の中に慈悲を備えていた」と。
自分もそうだが「義」という名前を持つ人は、
テストで名前を書く時、なんて画数の多い漢字なんだ、
と一度は思ったことがあるはず。(汗)
その「義」について、こう説明されると、
なぜか嬉しくなったのは、私だけではないだろう。
他にも、こんな場面があった。
「人はあてにならぬ。頼りは法と規律だ」という曹操に
「人に道義なくば法が成立するか」と悟す。
なるほどなぁ・・とメモが増えた。
「義」の持つ「羊」でグルーブ分けすると、
「美」「善」の中にも「羊」が隠れているんだよなぁ。