そもそも「湧水」ってなんですか?
最近、柿田川の説明を頼まれることが増えた。
柿田川に大量な湧水が湧く仕組みなどは覚えていたが、
まさか「そもそも『湧水』ってなんですか?」と
訊かれるとは思わず、不意を突かれて一瞬言葉に詰まった。
「湧水は、わきみず(湧き水)だから・・」と文字の話をし、
「山などに降った雨や雪が、川となって地表を流れるのではなく、
土にしみ込んで地下水となって流れて、
特定の場所から地表に自然に出てきたものかな」とまとめた。
「大規模な湧水は、柿田川のように、
そのまま川の源流となることもあるんだよ」と、
いつぞやネットで調べた知識も並べてみた。
帰宅後、気になって調べたら、「山間部に降った雨や雪が、
地表を流出せず、山滝部から湧き出すもの」とあった。
地下水の水頭(地下水ポテンシャルと大気圧の平衡する高さ)が
地表よりも高く、かつその地下水が地表に出てくる地質条件が
満たされている場所において、地下水が湧出し、水が湧き出る(湧泉)。
このような地形は、沢の谷頭部、山地と平地の境目、
台地や河成段丘の崖線沿い、扇状地の末端(扇端部)、
火山周辺の溶岩流末端などが多い」とある。
柿田川はまさに、その溶岩流の末端に位置するから納得した。
こういった基本的なことって、知ってるようで知らなかったから、
今後も、いろいろな人の質問に答えていこうと思う。
子供科学相談・・って感じていいかな。(汗)