後になって、できる限りのことをした、と思いたい

62年間の年を重ね、あと数ヶ月で63歳になろうとしている。
年金受給のお知らせが届く年齢になった私は、
「残された人生」という言葉が実感できる年齢でもあるが、
さらに最近、コロナ禍にあって、突然感染、
重篤化で、いつ他界するかもわからない時代だからこそ、
生き方について、真剣に考える時間が増えた気がする。
今の時点で感じていることは、
「後になって、できる限りのことをした、と思いたい」
ありふれたことなのかもしれないが、これに尽きる。
心身ともに動けるのは、(たぶん)あと僅かだから、
動けなくなった時に、後悔だけはしたくない。
もっと具体的に言うと、総論、一般論ではなく、
「自分で体験したこと、目で見たことを、伝えていきたい」
そう思うようになっている。
もちろん、私なんかにできることは限られているけれど、
自己満足でもいいから「できる限りのことをした」、
毎日、毎週、毎月、そう言い切れるような時を過ごす、
それには、ちょっとやりたいことに、浮気している暇はない。
「最良」の敵は「良」(一番やりたいことを邪魔しているのは、
やりたくないことではなく、ちょっとやりたいこと)
研修の講師を頼まれると、必ず最初に紹介するフレーズだけど、
この歳になっても、興味関心が多いのはいいことではない、
もう一度、自分の生活に置き換えてみなくちゃなぁ。


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