現代人って耳が弱くなった気がする
NHKラジオ「文芸選評」短歌 テーマ「声」、
選者は、サラダ記念日でお馴染みの「俵万智」さんだった。
「声」というテーマをついて、司会の石井かおるさんが、
どうして、このテーマにしたのか、訊ねたところ、
こんなエピソードを明かしてくれた。
俵万智さんの短歌の先生「佐佐木幸綱さん」がこうおっしゃった。
「現代人って耳が弱くなった気がする」と言った後、
そういう時代だからこそ、より耳を澄ませることが大事だよ」と。
彼女も同じことを感じていたらしく、
「最近、特に『目』から入る情報がすごく多くなった」
「テレビでも喋っているのに、日本語で字幕が出たり」と、
番組司会の「石井かおる」さんに話していた。
滑舌の悪い私には、耳が痛い話だけれど、
「日本語で話しているのに、日本語で字幕」って、
意味のわからない方言だったらまだしも、標準語にも出る。
You-Tubeでは、字幕機能があるので、
講演などもほとんど字幕入りである。
メモする私はとっては、とてもありがたいが、よく考えれば、
必要ないのになぁ・・とも思う。
そうやって、少しずつ聴覚が退化していく、そんな気がする。
視覚ばかり酷使すると、人間の視力は低下するんだろうし、
要は、バランスよく使うってことなんだろうなぁ。
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