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幕府も、浪人も考え方を変える機会となった

NHKのラジオ番組「DJ日本史」は、
大河ドラマを語らせたら止まらない、松村邦洋さんと、
2008年に江戸文化歴史検定一級に最年少で合格した、
タレント堀口茉純さんがパーソナリティの番組。
このふたりの歴史知識と軽快なトークは、
歴史好きには堪らないテーマが毎回用意されている。
今回の紹介は「プロジェクト×(バツ)」と称し、
「歴史上の甘い計画」が紹介された。
「由井正雪の乱」「承久の乱」(後鳥羽上皇)など、
クーデターに近い「○○の乱」は、なぜ起きたか、
なぜ失敗したか、など、その視点が面白かった。
特に、「由井正雪の乱」(慶安の変)は、失敗したけれど、
その後しばらくして、幕府の政治はそれまでの武断政治から、
法律や学問によって世を治める文治政治へと移行していくことになり、
くしくも正雪らの掲げた理念に沿った世になるに至ったことを考えれば、
幕府も、浪人も考え方を変える機会となった、と指摘した。
世界でクーデターで話題の「ミャンマー」も、
「軍も、政府も、国民も、考え方を変える機会」として捉えて、
いい方向に、落ち着いて欲しいと思う。
社会に対する「不平不満」をどのような形で行動するのか、
ただそれだけのことなんだろうなぁ。

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