旦那さんには、「おはよう」も「おかえり」も言わない
一般的に、挨拶は重んじられている、と思う。
恋人の条件として「挨拶がきちんとできる人」と挙げる人は男女ともによく見かけるし、さらにそれは「言えていたら理想的」というよりも「それが言えてないと一気に冷める。引いちゃう」という風に語られている。
ほとんどの家庭では朝起きた時に「おはよう」と言う。出かける時には「いってきます」「いってらっしゃい」と言い、帰ってきたら「ただいま」「お帰りなさい」と挨拶を交わす。それが素敵なことだとされているし、それができないのは人としてダメなこと、という風潮がある。
しかし、私は挨拶をしない。
私の属している家庭では、常に挨拶の文化がない。生まれ育った家庭でも、結婚をして自分で作った彼との家庭でも、私は「おはよう」「おやすみ」「いってきます」「いってらっしゃい」「ただいま」「おかえり」と言ったことがないし、親もきょうだいも言っていなかったし、旦那さんが言っているのも聞いたことがない。
挨拶なんてしなくていいと思っているし、どちらかと言えば、たかだか挨拶をしてるところを見たくらいで「あの子はいい子だ」と判断して恋愛対象に入れちゃうことの方が、人としてどうかと思っている。詳しくは後述するけれど、挨拶は「媚を売るために存在するもの」「不審者だと思われないためにするもの」だと思うから。
起床時、言葉を発する前にすること
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