宅配ボックスの暗証番号がわからない

帰国してから2ヶ月が経ち、日本での生活感覚も随分と戻ってきた中でAmazonの便利さを再確認することが多い。

タイではAmazonは全然メジャーではなく、代わりにLazadaというサービスがメインのECとしてよく使われているのだが、国内サービスということもあって基本タイ語なので目的の商品を探すだけで一苦労だ。おまけにタイ在住時は結構な山奥に住んでいたため注文から手元に届くまで1〜2週間かかることもザラで、忘れた頃に葉加瀬太郎の背中くらいある巨大なダンボールに手のひらサイズの亀のフィギアが届いて戸惑ってしまうこともあった。

かめ

(※もう何を目的として購入したのか理由すら忘れてしまった亀)

そんなこともあって帰国後は「Amazonを使える」という日本では当たり前のことを小刻みに震えながら喜んでいたのだが、コロナ禍ということもあって配送業者のリソースがぱつんぱつんなのかチャイムも鳴らさず即宅配ボックスにダンクシュートされることがあった。

一応メール通知で「宅配ボックスにお届けしました」というメッセージが来たのだが、その頃僕は、自室にこもって伸びすぎて皮を巻き込んで痛みをもたらす原因をカットする作業に勤しんでいたので少しだけ悲しい気持ちになった。

とはいえ、いちいち受取人と受け渡しのコミニケーションを取る暇もないくらい忙しかったのだと思うし、これに関しては正直自分が取りに行けば良いだけなので特に何も思わなかった。受け取りサインの代わりにチン毛を渡されたかもしれない配達業者さんのリスクを考えるとむしろ即宅配ボックスを選んだのは正解ルートだったとすら思う。

ただ、一点腑に落ちないところがあったとすれば「どの宅配ボックスに入れたのか」という情報と「暗証番号」がどこにも記されてなかったことだろうか。

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