移住先として見た国東市
前回は国東半島エリアを全体的に紹介したので、今回はもっと細かく国東市について紹介していくね。
ここからタテ長の地図が3枚続いて見にくいかもしれないけど、許してください。
まず、これが前回の記事で使った、国東半島の地図。縦に長い国東市は、端から端まで車で50分ぐらいかかります。
でも…地域のみなさんにとっては大変失礼な言い方かもしれませんが…。
ほとんどの移住者が、実際に生活する上で足を運ぶのは、南の端にある大分空港道路の入口から、市役所があるエリアまでだと思います。車で15分ぐらいの距離。
国東市の人口やお店は、この空港周辺と市役所周辺のエリアに集中していて、その他のエリア(この間の部分も含めて)は山と田んぼといってもいいぐらい。
さらに言えば、空港の南側にある安岐町と、北側にある武蔵町のまちなかエリアだけで生活を完結させることも充分にできます。
市役所こそ離れてるけど、こっちが国東市の中心部といえるんじゃないかな。
そして、ちょうど安岐町と武蔵町にまたがる形で大分空港があって、格安の賃貸物件が集中しているのもこのあたり。
なぜ町ではなく空港周辺に賃貸物件が多いかというと、それはカメラで有名なキヤノンの工場があるから。
これこそが、このエリアに住むメリットとデメリットなんだけど、まずはあるもの・ないものを先に書いておくね。
徒歩10分であるもの:
コンビニ
セブンイレブン
空港
売店
レストラン
高速バス
レンタカー
徒歩30分であるもの:
コンビニ
ファミマ
ローソン
スーパー
ドラッグストア
ホームセンター
飲食店
郵便局
大きめ病院
ないもの:
ファミレス(市役所近くにはある)
ファストフード
24時間営業のお店(コンビニ以外)
こうしてみると、スーパーまで歩くには少し遠いから、歩きだけで完結させるのはつらいかもしれない。
だけど、自転車があれば余裕だし、たまに遠出したくなったら高速バスやレンタカーを気軽に利用できるのが、空港があることの強みだよね。
杵築市については別の記事で紹介するけど、徒歩圏にスーパーやドラッグストアがある代わりに、駅は遠いし、高速バスやレンタカーもないから、「俺は車も持たずに引きこもるんだ!!」という人じゃないとおすすめしにくい笑
これだと、車を持ってる私が国東市を選ぶ理由がわからないと思うんだけど、それを説明するために、お店関係以外のメリットとデメリットを紹介するね。
メリット:
杵築市中心部より1万円ぐらい家賃が安い
空港周辺の住人はサラリーマンが中心
比較的若い世代
変な人は少ない
みんなよそ者(=地域のしがらみ無し)
空港があるからインフラ整備の優先度が高い
災害時も比較的安心
空港関連のバイト先が豊富
デメリット:
別府や大分市といった都会は遠い
飛行機やホバークラフトがうるさいかも
やっぱり大きいのは家賃。
杵築市で町中にある物件は、いちばん安いところでも1.7万円ぐらいで、便利なエリアだと2.5万円とかになっちゃう。
国東市の空港周辺エリアだと1.2〜2万円ぐらいがボリュームゾーンで、安いところでも杵築市よりも築浅だったり、RC造なのに安かったりするんだ。
そして、住人がサラリーマン中心というのも地味に大事。
聞いた話だけど、最近はこの辺でも外国人技能実習生を採用する会社もあって、こういう格安物件を社宅代わりにしているみたい。
文化やマナーの違いで、中には夜中に騒いだりする人もいるんだって。でも、空港近くに住んでいる私は、今のところそういう経験をしたことはないよ。
あとは細かいことだけど、空港があるおかげで道路は広くてきれいだし、災害のときもまっ先に救助隊が来てくれて、復旧も早いんじゃないかな…とか思ったりも。
私はリモートワークで仕事してるから関係ないけど、バイト先としても空港の地上職員とかレンタカーとか、バイトアプリで募集しているようなところもあるから、家賃も安いし、それだけで生活することもできるよ。
飛行機の音がうるさいんじゃない?と心配する人もいるけど、私はそれほど気にならないかな。
そんな大きな空港じゃないし、飛行機が飛ぶのは8時〜22時ぐらいだから、寝る時間は静かだし。
まとめると…
徒歩10分圏内にコンビニはある
空港内のお店や高速バスも使える
普段の買い物は徒歩30分コース
家賃が杵築市より安い
バイト先も多め
こういった理由から、私は国東市に住み続けてるよ。
次回は、「FIREの聖地」なんて呼ばれて、よく国東市とも比較される、杵築市について紹介するね。