見出し画像

#10.【元社会人留学生】フランスで調香師を目指す理由

皆さま、こんにちは。
毎週投稿を継続していたものの、試験や課題が重なりNote更新が途絶えてしまいました。どうにか期末試験を乗り越え、少し早めの冬休みになりました。Noteの記事更新のことがずっと頭の片隅にいたので、早速投稿再開します。

さて、大変有難いことに私の記事を読んで下さった方からコメントを頂き、調香師を目指すことした経緯を書いてほしいとのリクエストを頂いてましたので、改めて文字にして、記事にまとめて発信したいと思います。

ベン図のど真ん中=調香師

<自分なりの分析>

早速ですが、端的に結論付けると上記の図のど真ん中に浮かび上がった答えが私にとっては調香師でした。

  1. 日本人男性調香師の希少性と専門性の高さに可能性を感じた

  2. 香水やアロマ関連の商材自体に惹かれた

  3. 自分自身の興味・関心が化粧品・香水産業にあった

調香師という職業を自分の留学の目的に据えて道標にすることで、留学中に必ず訪れるであろう辛い時期に、自分を見失わないようしたいという意図もあります。

念のため前置きとしては、特別に嗅覚に優れているとか、香水への愛情が深く狂ったように香水を買い集めていたわけでもありません。人並みに香水は好きでしたが、何種類かの香水を持っている程度です。
それなら何故に調香師?ということで上記の3点を補足していきます。

1.日本人調香師の希少性と専門性の高さ

以前の記事でも触れましたが、私は大学生の時にフランスのLyonに語学留学しました。大学卒業後、フランスの大学院に挑戦したい気持ちもありましたが、資金的に諦めざるを得なかったので新卒で日本企業に勤務。ただ、働き始めてもフランスに戻ることを諦めきれない気持ちがあった一方、一度働き始めた以上、会社を辞めてまで、何のためにフランスに留学するのかという明確な目的設定を自分自身に問いていました。

フランスに行く以上、フランスが特に強みを持つ産業分野を選び、フランスでなければ勉強できない理由を定めることにしました。

フランスの有力産業と言えば、観光業、エネルギー産業、航空宇宙産業、飲食業、化粧品産業、ワイン製造などなど。改めて職業紹介の本やキャリア形成に関する書籍を読み漁り、そこで初めて調香師という職業があることを知りました。化学や生物の科学学問分野を基礎として技術やセンスといった高度な専門性も求められる職業で、フランスは今でも香水産業ひいては調香師育成の中心地として君臨しています。しかし世界的に見ても調香師の数は多くないため、日本人に限ると更に少ない。

調香師の訓練をフランス語で、かつ現地で積むことが出来れば、日本語、英語、フランス語を生かして独特で専門的なキャリアを構築していくことが出来るのではないか。そう考えた次第です。

2. 香水自体の商材としての魅力

調香師に興味を抱き、色々調べていると香水自体の商材としての魅力も沸きました。日々のファッションに留まらず、気分転換やリラックス効果もあり、メンタルと深く繋がる部分があります。

香水は原価が非常に高い分、単価も高い。これだけの容積で同じくらい値が張るのは宝石類の商材くらいかと感じています。もし、キャリアを十分に構築でき、独り立ちしてビジネスが出来るようになった暁には、高単価な商材で勝負が出来ると捕らぬ狸の皮算用をしたわけです。

また、香水は嗅覚を必要とする商品のため、どれだけテクノロジーや人口知能が発達しても仕事を奪われにくい領域ではないかとも推測しています。

3. 自身の興味関心

私自身の日本での専攻を考えれば、経済や金融系の分野に特化することが間違いはない選択だったと思います。しかし小さい頃から好奇心は旺盛で、一度気になると、実際にやってみないと気が済まない性格でした。
フランスで本気で調香師への勉強をしてみたいと思ってしまった以上、「経済やビジネスの勉強はその後でもいい」と自分に言い聞かせて現在に至る道の決断をしました。

最後に

漠然としていた部分もありましたが、改めて自分の中で経緯を整理する貴重な機会となりました。渡仏してから4か月、これから私の留学計画がどうなっていくのかNoteを通して継続的に記事にしていきたいと思います。

ここまで読んで下さった皆さま、本当にありがとうございました。
目標達成に向けての計画も追って記事にしていきます。

フランス留学やパリでの生活について気になる事があれば、是非コメントで教えて下さい!

~おわり~


いいなと思ったら応援しよう!