9/5-9/11

5日(月)
 この日も名古屋で朝を迎える小生。
 とりあえず、シアタールーム(このシェアハウス、東京モンからするとぜーたくだッ)にて『タイガー&ドラゴン』のDVDを引き続き鑑賞。色々いう人はいるけれど、やっぱりよくできたドラマだと思う。でも小生は、このドラマの最終回に向かっていく感じがあんまり好きではない。
 昼頃から、元同居人の同級生女子と街ブラへ。歩きながら話すのは、その子が最近彼氏さんと別れるという話。かなりの年の差だったが幸せそうと安心していたが、聞くと段々怪しい雲行き。別れるにあたって、「殴った」と話す女の子。まるで悪びれる様子無し。これは、DVだと思う小生。「そういう事が重なってこういう結果になったんじゃないの」とは口が裂けても言えず、暴力はよくないとだけ言って納める。
 女性から男性のDVは話題になりにくいみたいな記事を読んだことあるけれど、それを考えさせられた。

6日(火)
 東京へ帰る途中の静岡へ里帰りをする小生。
 2年半前に、東京を出る際に荷物を大分置いていったのでその整理を行うことにする。1番の課題は制作グッズである。プラケに3箱くらいあるので(自炊が出来る1式もあるのだ)、一応最低限の1箱だけを郵送することに。自宅への郵送も考えたが、2週間ほど保管してもらえそうなので、直接会場に送らせてもらうことにする。
 最期の夏季休暇を終えて、東京へ帰る。品川駅で制作スタッフの弟子と一杯だけ引っ掛ける。演劇の仕事のために、なかなか苦労をしている様子で、フリーでなくなった小生に来ている仕事をあげたりしているのだから、小生に泣きついてくるのだ。
 プロの世界って色々面倒、という演劇の世界ならではの悲しい悩みなのだが、小生はとにかく自分の好きなことを忘れるなとだけ報告しておく。

7日(水)
 夏季休暇を終えて、久々に仕事場へ復帰する小生。
 この日は、長年の付き合いがある幸の薄い系女優が、職場へ仕事の件で訪問をしてきた。長年の付き合いのせいか、小生はこの女優の雰囲気というのものに慣れてしまっているのだが、初対面の職場の面々は「独特の雰囲気を感じる」と話していた。(ホントかな)
 夜は英会話クラスへ行く。ようやく普通に通えるようになってきた。このクラスでは、11月に向けて演劇の発表会を行うことになっている。本日は少し読み合わせをやってみるのだが、小生は相変わらず読み合わせの時はテンションが上がる。動き出すと落ちるのだが。
 課題クリアも本腰を入れないと危ないので、周りのプレッシャーが気になるのであった。

8日(木)
 先日の稽古時、落語サークルの相談役から「次回の稽古でオレの小言念仏を見せてやる」と言われた小生。
 「それは見せていただこう」と早めに稽古場へ行ったが、相談役がなかなか現れない。小生、この日はどうしても早めに抜けて、東中野へと行かなければならなかった。それというのも、小室等さん主催の『コムロ寄席』に行きたかった。今回は、永六輔さんの追悼企画。
 小生は、永さんのラジオを入院中に聴き、ちょうどその時期に永さんがパーキンソン症になり、投書や週刊誌で聞き取りにくいと批判をされた時期と被っていた。「辞めよう」と思っていたころ、永さんはそれまで行かなかった病院へ行き、ちゃんと検査を受けて口が回らなくなった原因が病気のせいであることを知り、そんな自分や病気を受け容れて、それを逆手に「パーキンソンのキーパーソン」を自任し、病院でのリハビリの様子などを語るようになり周りの助けでラジオの前でしゃべり続けた。躁うつ病の入院中だった小生にとって、その永さんの放送・行動・躍動がどれほど勇気付けられ感動させられその後の生き方に影響を与えたか計り知れない。でも、いつも放送は楽しかった。お仕事のため、ずっと追悼のイベントに行けなかったので、なんとしてでも行きたかった。
 イベント自体は、お年寄りが多かった。若い人にもっと来れる機会を与えてほしいと思った。(これはこれで日本の現状を小生は憂いだ)

9日(金)
 最近、ラジオをやりたいという熱が続いている小生。
 ラジオが出来ないか、密かに色々と探っており、ネットラジオ関係にメールを送ってみる。すると担当さんから連絡があり面接の確約。昔はコミュニティFMが結構一般人向けに教室などを開いていたが最近見かけなくなった。ラジオ自体が客離れが進んでいるからでもあるのだろうが、なんとななってほしいものである。
 家の方では、同居人の管理栄養士が、翌日からインドへ10日間ほど行くことになっている。深夜3時頃になっても、準備が終わらないと言って起きている。話し込んだりはしないが(ちゃんと相手の迷惑を考える)、やっぱり毎日会っている顔が見れないのは寂しいものである。
 実際はお見送りでもしたいのだが、朝7時に起きる余力のない小生であった。

10日(土)
 4月から続いていた、フィボナッチのセッションの最後の回へと向かう小生。
 こういうものに対して、よく続いたなと思う。最後のセッションではもうテーマというものが今ひとつ出てこなかったので、直接身体に聴いてもらうことにした。するとテーマは「結婚」になってしまった。なんということでしょう。その結果、感情と繋がるという言葉に辿り着いた。
 夜は、落語サークルの顧問の一席があるというので、落語を聴きに行く。内容は悪くないのだが、料金の取り方に問題がある。入場無料と謳っていたが、ワンドリンク500円をみんな払うというシステム。こういう場合、ワンドリンクオーダー制とか入場料500円(ワンドリンク付き)と言わなきゃ詐欺である(タダだから行ってもいいかと思ったのに)。
 それでいて、地元の芸人さんが来たらそのまま入れるっていうんだから感じが悪いって感じ。

11日(日)
 なんだか気圧のせいか、朝から調子がよくない小生。
 この日は、自殺対策の啓発イベントが昼からあったので、行く予定になっていたのだが、あらためて見直すと4時間となっている。この体調で4時間というのは本当に苦しい(主催側は、何を考えているのか)。表へ行くのがどんどん遅くなっていく、他にもアメリカ人の同居人が台所を占拠していて食事が出来ないというのもあったのだが。
 なんとか、遅れに遅れて現地について参加する。なんだか色々な団体さんが来ていてマスコミもいる、当NPO法人の代表も登壇している。なんだかんだと予定時間をオーバーしての閉会時、主催者の1名がなんだかダラダラ話し始めた。多分、それが言いたかったのだろう。しかし、来ている側には大迷惑。
 人助けを啓蒙するイベントって、それを主催している人たちの自己陶酔の発散になっていないか、少し癇に障った終わりだった。

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