「蜂蜜」の話

noteの更新がすっかり止まってました。
DATEー1グランプリ決勝前に弱音吐いてるnoteを下書きして、更新しないでそれっきりでした。
その間に地域おこし協力隊の任期を終えて神奈川県に帰ることを決めたり、M-1グランプリ一回戦5連敗したり、と色々ありました。
いや、よくない思い出!
基本的に別のやらなきゃいけないことの締切が迫っていると、noteに書きたいことがあっても優先して書かないので後回しになり、ズルズルと今です。
今も引っ越し準備という、絶対優先しないといけないものがあるのですが、ほったらかして散らかった部屋でこれを書いてます。
で、まあ引っ越し準備中断してまで何が言いたいかと言うと、「考えていた。ずっと考えていたんだ。実らなかった恋に意味はあるのかって。消えてしまうものは初めからなかったものと同じなのかなって。今ならわかる。意味はある。あったんだよ、ここに」です。
「ハチミツとクローバー」という漫画の最終回のセリフです。
言いたいのは恋がどうのこうのなんて話ではなく、人生において「目標がかなわなかったとき」にこのセリフは思い出します。
石巻で、宮城で、東北で。
売れることを目標にこの三年間やってきました。
神奈川県に帰る理由は両親の体調のことではあるんですが、この「売れる」という目標はかなわずじまい。
「かなわなかった目標に意味はあったのか」という自問自答をいつもするわけですが、今回めちゃくちゃ明確な「意味はある。あったんだよ、ここに」を体感しました。
仙台わいわいライブが続くことです。
元々、移住してもネタのクオリティを下げたくないから新ネタライブが必要だという考えから始めたライブ。
コロナ禍で仙台の若手たちも自主ライブを打ってなかった頃でした。
当初は10組くらいしかいなくて、複数ネタできるライブでした。
イギナリライブの初チャレに出た芸人さんがその後全く見なくなったり、Twitterでは「お笑いやりたい」と言ってるけど一歩踏み出せてない宮城の人がいたり、あけち君から大学にお笑いサークルを立ち上げた話は聞いていたけど、まだ交流がほとんどなかったり。
なんとなくそんな状況をいずいと感じてました。
誰でも参加しやすい、投票も配信もない一番ハードルの低いライブを、と思って作ったライブでもあります。
やがて東北に大学お笑いブームが来て、社会人お笑いも全国的なものになり、高校生お笑いも盛り上がり。
東北最大規模のお笑いライブができていました。
「売れる」という目標は達成できませんでしたが、「必要としてくれる人がたくさんいる場所」は作れました。
だから胸を張って、「意味はある」と言えます。
(ネタのクオリティを下げたくない、という目標も2024年賞レース一回戦7連敗で達成できてねーじゃねーか)
というわけで、僕の手を離れ、仙台わいわいライブは続いていきますので皆様どうぞよろしくお願いします。

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