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多品目花農家はBtoBかBtoCか
花農家といっても栽培するお花によっ栽培戦略が変わってくる
例えば日本で1番消費量が多い“菊”は葬儀関係で主な需要となっており、年中栽培を求められる
そして葬儀会社と直接取引を行い、常時出荷できる体制を整え価格を安定させている
対してウチのような多品目栽培は主にニッチな品目を栽培していることもあり、ロットも少ない
そしてこのような細かい栽培は効率が必要とする大産地にできない栽培方法でスキマを狙った戦略栽培となっている
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ではこの多品目栽培は色んな種類のお花があるので直接消費者に販売にむいているのか?
例えば花摘み体験を企画してお客さんに来てもらったとして
色んなお花を収穫することができて喜んでもらえる
やはり、多品目栽培の方が直接消費者に販売しやすいのか
いえ、そうとも限らない
多品目の元々の目的が消費者に色んなお花を楽しんでもらうことではなくて
大産地との競争にニッチ品目でスキマを狙った栽培の過程で多品目になった経緯がある
その為、栽培してるお花は一般的なお花ではなく、むしろマニア受けする品目になる
そのような
世間的に知られていない品目は一般的な消費者は求めてはいないし、そのマニア品目が故の価値もお花に詳しい人にしか刺さらない
このような
マニア品目はむしろお花屋さんのようなお花に精通している人、もしくは1部のお花偏差値の高いマニア消費者には絶大な評価でかなり喜ばれる
多品目栽培の良さも目的によっては変わってくる
誰に向けてなのか、BtoBかBtoCかで栽培品目はかわってくる
toBは目の肥えている人に対して
toCは簡単で誰もが分かりやすいもの
そう考えるとウチのニッチ品目の多品目栽培はtoBに向いている