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お花とも人とも向き合う農家

花農家を始めてかれこれ22年経ちました
ほぼ毎日農園に通い、ほぼ毎日お花とお喋り(声を出して話かけるのではなく心の中で笑)過ごしております

お花とお喋りをしているとだんだん何を喋ってるか分かると諸先輩方に言われてましたが…
ホントに分かるようになってきました笑
正確に言うと世間話ができるというか
“水の欲しいタイミング”
“肥料の欲しいタイミング”
“花が咲こうするタイミング”
を教えてくれる
いや、分かるようになる

それはお喋りをしている訳ではなくて毎日観察していることで変化に気付き、その変化の理由を長年の経験で分かるようになるのである

なるほど、お花と会話が出来るようになれば1人前の花農家だと思われるが

しかし結局、農業も人対人の事業のため人との会話が必要になってくる
あれだけお花とは上手く喋れる職人さんも対人だと花とは打って変わって苦手な人が多い
“人は何を考えているか分からん”
キャッチボールができる人対人の方が理解できず
会話のない対お花の方が理解できる
不思議な構造になる

お花は何も言わないから思い通りに接することができて、人は予想できない会話になるからストレスを感じる

結局は苦手な人との会話を避けていくことになる


対人コミュニケーションも大事てあるわ

花農家だからと言って生産、栽培だけをすればいい時代ではない
苦手だからといって人と向き合うことを避ける人が多いからこそ
ちゃんとしたコミュニケーションができるだけでポジションが上がっていく

これからの時代、栽培だけでなく対人コミュニケーションが当たり前のように必要になってくる

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