新しい形の花農家にならないといけないのか?
花農家と花屋をやりながら新しいお花の取り組みを行っているマルチフローリストです!
上記は僕のYouTubeでのオープニングセリフになります
(かなり抽象的な自己紹介ですが笑)
そもそも新しいお花の取り組みとはどんなものなのか?
元々花農家からスタートしている僕のお花ビジネス
季節のお花を栽培して市場に出荷してセリで売られたものの手数料を払って売上として残る
そしてセリで売られたお花は流通に乗って一般消費者に届く
これが従来の販売方法でしたが
ネット、SNSが普及されることで消費者と直接繋がることができ、市場外流通と呼ばれる直売が可能となりマージン分の利益が増えることになる
しかしながら繋がれたとしても
元々のマーケティング能力が無ければ消費者に直接販売することも出来ないので
セールスマンの如くあの手この手と新しい販売方法を模索している
この販売が新しい取り組みの1つとなるが
新しい取り組み=正しい取り組み
とも限らない
従来の市場出荷に頭打ちになって、よりお花の単価を上げることが目的で市場外流通で販売する
そのことが目的として販売単価をあげることが出来たなら
“新しい取り組みをして良かった”
となるが
仮に市場外流通を行うことで
今までやっていなかった業務が増えることで経費も増えて、たとえ単価が増えたとしても逆に利益が減ってしまったパターンも考えられる
従来の通りのやり方で
もう一度自分の栽培を見つめ直して、抑えれる経費を抑え、生産効率を昔ながらの行い易いやり方に戻すとストレスも減り、生産性も上がるパターンも考えられる
イマドキ生産方法
イマドキ販売方法
が全て正しい訳ではない
新しい形とはあくまで目的を遂行するための1つの手段でしかなく
新しいからと言って必ずしも正しい成果が出るとは限らない
古くさいと言われようと
愚直に今まで通りの栽培を続ける人の信用、信頼もまたこの時代の1つの武器となり得る
新しくても古くても自分の信じた道に突き進む信念と固くなりすぎない思考を併せ持つ農家こそがこれからのカッコいい花農家な気がします