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野菜、果樹直販と花直販の違い

今の時代、農家さんも直販を行っている人の方が大多数で
特に果樹などは組合、個人でブランディングを行い市場などを流通することなく販売されている

元々花農家の生産者として市場出荷しておりましたが
果樹農家さん達と同じように市場に流通することなく直販しよう
と意気込みましたが全く上手くいきませんでした

そもそも果樹や野菜とお花は同じ農作物でも用途が違い過ぎた

少し考えてみてください

例えば
イチゴを年間、自分で食べる量と人にあげる量はどちらが多いですか?

同じように
お花を年間、自宅に飾る本数と人に贈る本数はどちらが多いですか?

ほとんどの方がイチゴは自分で食べる分(好き嫌いはありますが)の方が多いかと思います

対して
お花は自宅で飾られる本数より、お祝いやお悔やみなどギフトで贈られる方が圧倒的に多い

すなわち
果樹や野菜はそのままパックに詰めて自宅用に販売しやすいが
お花に関してはギフトが多数を占めるために花束や花かごにする必要がある
そのためにお花単体での直販は一般消費者に向けては厳しい
直販するのであれば結局は花屋さんに向けてになり、流通しているのとあまり変わらなくなる


お花の用途は農作物の中でも特殊

野菜、果樹はBtoCに向いているが
お花についてはやはりBtoBが合っている

しかし単品目花農家でなく、多品目や希少品種の花農家であれば直販を求められる

これだけSNSが発展したことで全国中に、事業の大小関係なく繋がりを持てるようになった

通常の流通ではまかないきれない小ロットや希少品種を求めている人と繋がることでお花の直販の可能性もまだまだあると考えられる


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