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Kindleペーパーバックの売上は問答無用で30%をアメリカに徴収されている

ご存知だろうか。実は、Kindleペーパーバック(紙版)を販売している場合、それが日本語で書かれ、日本国内で販売された場合でも、アメリカによって売上の30%が源泉徴収されているのである。

これはKindleの著者でも気付いていない人が多い。私も、かなり早くからペーパーバックを発売しているが、気付いたのは2023年の暮れである。

気になる方はKDPの管理画面から「レポート>明細>支払い」と進んでみてみるといい。

3段目に注目

このように、ペーパーバックのところだけ「源泉徴収金額」が0ではなく、4294円となっている。

アメリカのAmazon.comでの売上には電子か紙かにかかわらず30%の税金がかかるのだが、なぜか日本のAmazon.co.jpであっても、紙版にはアメリカの税金がかかっているのである。

売上が少なければ別に気にしなくてもいいが、月1万にもなるとかなり大きい。年間12万をみすみすアメリカ政府に貢ぐのはもったいないだろう。

私の場合、英語版の本もそこそこ発売しているので、2024年1月時点で月の源泉徴収額が無視できないレベルになった。

そこで、この源泉徴収を免除してもらう手続きを取ることにした。ちゃんと申請をすれば、アメリカによる源泉徴収はなしにしてもらえるのである。

それについてはこのnoteで何度かに分けて書いたので、気になる方はぜひそちらを見て欲しい。

免除の申請にはITINという番号の発行が必要になるのだが、そこが面倒だった。ネット上に情報もないので、記事にしておいた次第である。

なお、今回この顛末についてYouTubeでもしゃべったので、Kindleペーパーバックの著者はぜひごらんください。

この源泉徴収とITINがらみの話はそもそもKindleの著者でも知らない人が多いので、あらためて今回、周知するためにこの記事を書いてみました。


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