片肘ついて、客をお出迎え?
こんにちは、Shimizu_Tです。
今日は、旅行動画を見て、各国の文化の違いが面白いなあと気付くことが多いよといった話。
旅行が好きなんですけど、自分としては、海外はもちろん、国内であっても気軽に出掛けることを、まだためらっている。
その代わりに、YouTubeなどで、海外旅行に出掛けて海外の様子を配信してくれる人の動画を見ることが多い。
自分の代わりに行ってくれているような気になるものも多く、見ていて面白い。自分が行ったことがある都市の現在の様子を伝えてくれたり、あるいは、行ったことがない所を紹介してくれたり。
見ていると、国や地域によって日本と文化が違うというか、例えば、店員がそんな態度だったら日本じゃクレームの嵐だろ!と思うことでも、その地ではごく普通だったり、そういったところが見られるのも、テレビの旅行番組と違って面白かったりする。
もっと具体的に言うと、飛行機に搭乗する時のゲート(自動改札機のような所)で、係員が搭乗券を確認し、その客(動画の配信者)が乗ろうとする飛行機が正しいかを確認する作業の際に、カウンターに片方の肘をつきながら搭乗券を受け取って、一瞥すると笑顔もなく搭乗券を客へ戻して、搭乗を「許す」(まさに、「乗せてやるぜっ」といった勢いの)ような場面が見られる。
さらに、そのまま飛行機へ進んでいくと、飛行機の中へ入ったところで、今度はCAさんが搭乗券を確認し、客へ席の案内をする際にも、やはりそのCAさんが片肘を付きながら客の搭乗券を確認する。
仮に、日本の空港でスタッフがそんな態度で接客したら、客は少なくとも顔をしかめるだろうし、場合によっては「何だその態度は。責任者を呼べっ!」となりかねない。そうでなくても、お客様相談センターなどへ「どこどこの空港で◯◯便に乗ろうとしたら、スタッフが肘をつきながら客の搭乗券を・・」と怒り心頭でクレームのメールを送信するなど、何らかの客の不評を買うであろう。
しかし、その国ではそういった対応が当たり前なのだろう。そうでなければ、周りの客の誰かが何かを言いそうなものだが、そういった場面は見たことがない。
いや、その国ではすべて・・と決めつけてはいけない。
ある特定の航空会社のスタッフにはそういった態度を取る人が多いが、客はそれに違和感を持っていない・・というのが正しいかもしれない。
もしかしたら、客は「飛行機に乗せてもらえて移動できる、それだけで感謝しかない。態度が良かろうが悪かろうが、無事に飛行機が飛んで着陸してくれるだけで十分で、それ以上の何物も望まない。」という考えなのかもしれない。
また、スタッフ側も「乗って、飛んで、目的地に着ければ文句ないでしょ。文句あるなら乗らなきゃいいでしょ。安い運賃で運んでるんだから、笑顔とかマナーとか余分なサービスを求められても困るんだよね。」っていう認識なのかもしれない。
そういった、細かい点ではあるけれど、世界にはいろいろなサービスの提供があって、どちらが良いとか悪いとかを簡単に決められるものでもないのでしょう。
日本では、値段以上に客がサービスを求め過ぎで、サービスを提供する側が「お客様は神様です」と思っているわけではないとしても、必要以上にサービスするのが当たり前になって過重な負荷になっているのではないかな・・とか思ったりする。
そんなことを考えることができるのも、テレビ局が作る番組でなく、個人で作成している動画の面白さなのかなと思って、海外旅行の動画を見ているという話でした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
いつものように、締めくくりはこの言葉で。
「毎日が、心穏やかに過ぎますように」