anagram DOLL
わくわくうきうきどっきどき!
コルバタ第35回(十万喜組)本公演
『anagram DOLL』
2022年10月26日~10月30日@シアターブラッツ
まずはご来場ご観劇くださった皆様、またTwitterで応援してくださった皆様、ありがとうございました。
志水は【梟箒】チームの遊び人、ルーブ役として出演させていただきました。
脚本・演出家とまきさんお気に入りのチームの名前、【鴉壺】と【梟箒】
こちらはとまきさんのブログに書いてあるのでぜひ読んでくださいまし!
https://ameblo.jp/tommytoys-factory/entry-12761304880.html
なんでも魔女の使う道具なんだとか…
今回は稽古期間も合わせると大体2か月ほどでした。
暑い9月からもうすっかり寒い12月になってしまいましたね。
季節を探す物語の中で、当然ながら私たちの世界も季節が移ろうわけで。なんだか切ないようなすっとするようなそんな気分です。でも志水は寒いと機能停止してしまうのでもうちょっと暖かい期間長くいてほしい。頼む。
今回の役柄、【遊び人】の『ルーブ』
お察しの通り、青。ブルーのアナグラムキャラクターでした。
役作りというのは役者さんや演出家さんの数だけあると思うのですが、私はこの間も書いたかもしれませんが、その子の一番の理解者となることをまず目指して友達になるところから始めるんですが、今回は台本の進み方も今までの現場とちょっと違う感じで進んでいく感じで掴みづらくて、最初からずっと苦戦してました。
座組のお芝居やキャラクターを見て台本を書いてくださり、どんどん物語が進んでいくので、台本も数シーンずつ新しく増えていく、感じで最初からすべて全貌が見えてるわけじゃない。
だから今までのやり方では全然うまくいかなかったですし、とまき組さん名物のオープニングアクトも全然ついていけなかったしこれも千秋楽最後までずっと緊張してできていたのか不安になるほどです、身内にちょっとやっぱりダンス遅れて見えたって言われたってことはまぁ…そういうことですよね、悔しい。
そう、悔しい。
志水はルーブでずっと悩んでいるシーンがあり、それは稽古場で解決せず、そのまま劇場に持ち込んでしまいました。それも悔しい。
でも劇場での5公演でも全部全力で挑戦し続けました。安牌を取ることは正直できたけど、それをしないと決めたので。
普段の私なら絶対安牌を取っていた。でも今回、全然出来なくて、追いつけなくて、いろんな人に迷惑をかけて、なんとかして迷惑をかけないレベルに、自分で作らないとと思って間違った選択をしたりもしました。もう、ひたすらにとまきさんにわからない所は聞く、解釈とか動きとかも、わからないことは先輩に教えていただく、もう形振り構ってられなくて。
正直、正直ね?
これを読んでる座組の人には笑われると思うんですけど、私こんなに自分が出来ない人間だと思ってなくて笑
特に序盤は私情もいろいろあってとにかく不安定で病んでて、でも私情を稽古に持ち込むのもプロじゃないし。
お金を、時間をもらっている以上プロの仕事をしないといけないって、ずっとわかってたつもりでわかってなかった、全然プロじゃない。それを自覚した2か月でした。
だから千秋楽、その悩んでるシーンで、前日に言っていただいたダメを改善できなかったうえ、正解だったのかもわからなくて。
終わった後、まずダメを改善出来なかったプロじゃない自分が悔しくて、はじめて悔し泣きというものをしました。
あんなに目を見て真摯にダメだししてくれたり相談に乗ってくれる演出家さんが、私に任せてくれたというのに答えられなかったこと、本当に悔しくて。
とにかくね、すっごく必死で、底辺で、成長できてるかもわからなくてがむしゃらで、正直全力すぎて周りが見えてたかと言われたらそうでもない、けど。
今までの中で一番負荷のかかったお芝居でした。
だからターニングポイントになると思ったし、今までの志水の舞台を見てくれた人にも見てほしかったりして。
「人は、違うステップに行くときには、変化があるもんだ。」
作中でビイが言っている台詞です。
これに私はなれたのかな。
「わからないことが面白い」
今回ルーブのお話を演出家さんと話すとき何度もこのワードが出てきました。こういった言葉は他の現場や役でも言われますがルーブは特にそれがテーマというか。
キャラクターはわかってなくても役者はわかっていないといけない、というのが大体こういった言葉にはついて回るのですが、私は、ルーブは、この言葉自体がルーブだなって思ったりして…
作品を観てくださった方はわかるかと思うのですが、ルーブだけが何もわからないんですよね、結局、最後まで。
だからこそ想像の余地もあって、私の中での勝手なストーリーもあったりして。これは最後のシーンで少し伝わってたらいいなぁとか。
ルーブは0からやり直してる。
得体のしれないモノのほうが面白いよね。
想いは届くよ。
ルーブの言葉にきっと嘘はないけど、反してる想いもあると思うんですね。
演出家さんが語ってない部分を私が勝手に語っていいものかわからないのではっきりとはいろいろ書けないんですけども。
ルーブも嘘はつけないよね。
これはルーブのおもちゃたち。
他にもあやとりとか手遊びとかしてたけどこの二つが主なおもちゃでした!
実はこれ、誕生日を祝ってくださったときにみさ都さんと汽笛さんがくださったんです。
銃がみさ都さん、ゲームが汽笛さん。
かわいくデコってお気に入りのおもちゃです、実際劇中でもやりこんだりしてました笑
稽古の休憩中に聖子さんが全クリ~!全部の輪っかがはまった記念✿
千秋楽を迎えてから2か月経っての終演noteになってしまいましたが、最終的に【楽しかった】です。
楽しくて悔しくて楽しかったです。またとまきさんと、皆様とご一緒できますように。鍛錬あるのみ。
三日後にはみさ都と晃乃とはまた一緒になったんですがそれはまた違うnoteにて。
梟箒チーム🦉🧹
舞台が終わってからイラストを描くことはままあることなんですが、今回はどうしても見てほしくて。多くの人に観劇してほしくて。宣伝になればと先にイラストを描いたりもしました。
トラントレン・スペア。
彼女の額縁から見える世界の色、お芝居の色を表現したくて。
トラントレンスペアは透明のアナグラム。
瞳の色にこだわりましたニコリ
ちなみにルーブの衣装、見た目をイラストで出してました✌
これもまぁまぁ珍しいというか、衣装をれとろにむさんに頼むということもあってビジュアルを先に決めてました。キャラクターデザインとしてもお気に入り。ウィッグの長さが足りなかったので結べなかったけどボブの状態も結果的にかわいいのでは?になったのでおっけ~〇
大好きな芸術家チーム🎨
地味に好きな写真💺
鴉壺でルーブ役のゆう子さん、梟箒ではローグさん!
本当はもっと長々と語りたいのですが…
年越えてしまいそうなのでそろそろ。そろそろ筆を止めようと思います。
一番、とか、今までより、とかというと他の舞台はどうだったんだ、ってなってしまうのであんまり言いたくないんですが、間違いなく今までで一番『役のこと』『役の人生、周りのこと』をずっと考えていた期間だと思います。
ルーブに選んでいただけてよかった。
ルーブになれてよかった。大好き。
「人生とは、楽しむことだと思うな!!!!!!!!」
私は人生を楽しめてるのかわかりません。
しんどいこととか辛いこととかばっかり考えちゃうこともあるけど、演劇をやってるときのしんどさは楽しいんです、だからどんな人に辞めろと言われてもたぶん舞台に関わることは辞めないと思いました。
今回学んだことはあまりにも大きくて、あまりにもカロリーが高くて、消費するのに、また違う現場で生かすために飲み込む時間や、適応させる時間が必要だなと思いました。この後に書く、11月の淫雨2022に出ても思ったことです、それはそっちのnoteに書こうかね!
2か月ぶりに、あむどるの台本触って読もうかな、とふと思い立ったのでそうすることにします!
台本の書き込みやメモってあとあと見返すとこうしたほうがよかった、ああすることもできたって無限にわいてくるんですよね、あの時は出てこなかったのに。
今あの役をもう一度やりたいと思うこと、何度もあるけどそれはなかなか叶わないもので。
だからこそこれからも、その時考えうる最善のために必死で苦しむべきだなと思いました。もっと恥をかこう。
【お知らせ】
会場でDVD予約してくださった方へ!
コルバタさんにDVDが届いたとのことで発送がそろそろ開始されるようです!お手元に届くまでしばらくお待ちください!
もう一度彼女の描く世界へ。
エンタメで変わる世界へ。
共に見届けましょうーーっ!
さて次のnoteは『我、堕ちて 修羅と君が世 淫雨 されど紫雲英よ 万象の頃』の終演noteを年内に出すぞい!!
🌸もえし民スケジュール予告🍡
2023年1月中旬~2月初旬まで、予定決まってます!
ぜひぜひもえのさんのTwitterでチェックしてねん!!
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