令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果を公表【速報】
前回、「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」について解説すると予告していましたが、予定を変更し、今回は一昨日総務省より発表された情報をお届けします!
2024年9月25日、総務省より「令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)」が発表されました。
この調査は、2023年(令和5年)10月1日に「住宅・土地統計調査」として実施したもので、1948年以来5年ごとに実施され、今回で16回目とのことです。
今年4月30日に速報値が発表され、空き家は900万戸と発表していました。
今回の確報集計では、正確な空き家数が出され、空き家の数は900万2千戸にのぼり過去最多、1993年から2023年までの30年間で約2倍となっています。
総住宅数に占める空き家の割合(空き家率)は13.8%と、2018年の13.6%から0.2ポイント上昇し、こちらも過去最高です。
空き家の中でも深刻とされる、賃貸用や別荘などを除いた使用目的がない空き家は、385万6千戸あり、全体の5.9%でした。
今後の行政、民間の動きが注目されます。