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全国大会使用予定【5cザディマゲドン】<アドバンス>

こんにちわ。ウスラトンカチ(@biribirilevel5)です。

まずは簡単な自己紹介から。

■2019年度DMPランキング
全国:30位
兵庫県:1位
2ブロック:2位

■入賞回数
優勝:20回
準優勝:12回
それ以下:不明

主に関西で活動しており、ランキングから分かる通り、『2ブロック』をメインとして活動しています。
とはいえ、ジャッジ業務やけみくろ放送局の演者、もちろんプレイヤーとしても『アドバンス』に携わることも多く、負けず劣らずといった感じ...
だったのですが、2021年度からは『オリジナル』構築戦が開催されはじめ、『2ブロック』構築戦の開催数が激減したこともあり、今現在は『オリジナル』『アドバンス』に力を入れています。

さて、自己紹介はこれくらいにしまして、記事の内容にはいっていきましょう。

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コロナウィルスにより、5/2に行われるはずだった全国大会がまたも延期され、さらには緊急事態宣言の発令により、関西エリアのCSも暫く中止となってしまいました。

今回の記事では、その全国大会にて、
リョウマ(@ryoma_dm)
ぐってぃ(@gds0702)
の2名が使用するはずだった【5cザディマゲドン】を紹介します。

デッキ名にもなっていますが、最新弾の【ザーディクリカ】が非常に優秀で、全く新しいゲームメイクを可能にしてくれています。

さらに、本日(4/24)行われたCSにて
ウスラトンカチ
リョウマ
の2名が使用していますので、その戦績も以下にまとめておきます。

また、先日公開しました【5cモルト】と同じ5色デッキですが、今回のものとは似て非なるものだと考えているので、別記事として公開させていただきます。

当然、その違いについて、有料部分で解説していきますのでご安心ください。

とはいえ、基本的に、その時々の環境や個々人の考え方によって採用するカードは変わってきます。今回の構築も一時的なものですし、常に正解というわけではありませんので一つの目安として参考にしていただければと思います。

本日使用した2名の戦績は以下の通りです。

・リョウマ 準優勝🥈

画像3

・ウスラトンカチ ベスト8

画像2

.......というわけで、早速解説へと移っていこうと思いますが、
その前に軽い宣伝と注意事項だけ。。。

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直近に執筆した記事を以下にまとめておきますので、
興味のあるデッキがあれば、ぜひ覗いてみてください。

【ドロマー変怪コントロール】〈2ブロック〉はコチラ。(構築のみ)
【新時代ギャラクシールド】〈2ブロック〉はコチラ
【ドラグナーだったもの】(リースヴァイカー)〈アドバンス〉はコチラ
2デッキ同時掲載!本命【バーンメア】&大穴【ベンリーニループ】〈2ブロック〉はコチラ
全国大会使用予定【5cモルト】<アドバンス>コチラ
○全国大会使用予定【ムゲンクライム】<2ブロック>コチラ
○全国大会使用予定【ギャラクシールド】<2ブロック>コチラ
○全国大会使用予定【終幕マクーレ】<2ブロック>コチラ
○全国大会使用予定になりきらなかった候補デッキ集コチラ
○がついている記事をまとめ、セット料金でまとめたマガジンコチラ

すべての記事はコチラ


☆対戦動画☆

■けみくろ放送局(@kemikuro_bc)
【覇権】再度延期になった全国大会で実際に使用予定だった『5Cザディマゲドン』を独占初公開【デュエマ】

Zweilance Channel(@Zweilance)
【デュエマ】最強のオカルトアンダケイン使い VS 最強の環境トップデッキ


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僕のTwitterでプレゼントキャンペーンを実施しています!
奮ってご参加ください!

参加方法
ウスラトンカチのTwitterをフォロー
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実施期間
・記事公開 ~ 5/31 21:00まで

プレゼント内容
・《龍風混成 ザーディクリカ》通常版 2枚セット
・《龍装者 バルチュリス》CSプロモ版 2枚セット

対象者
・各1名ずつ

スペシャル特典
・実施期間中に本記事を購入していることが確認できれば、
プレゼント内容がなんと2倍になります!!

※当選時にDMが送れない場合や翌日中にご連絡が無い場合、再抽選を行います。ご了承ください。

画像4

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★注意事項です。

※予告無く、価格の変動を行う場合があります。

上記について、ご了承いただけましたら、ぜひご購入ください。
よろしくお願いいたします。

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ご購入いただきありがとうございます。
また、長い前振りにお付き合いいただきありがとうございました。
ここからようやく本題にはいりますので、よろしくお願いします。

1.経緯

結果から述べると、《最終龍覇 グレンモルト》を軸の一つに設定することになるのですが、まずはここまでの流れを見ていきましょう。

。。。

【5cモルト】の台頭で、《最終龍覇 グレンモルト》の出力の高さ・対応力の高さは身をもって経験された方は多いでしょう。

しかし、最新弾で《とこしえの超人》なるものが登場しました。
これにより、【オカルトアンダケイン】【オーラ】【ドラグナー】【ヴァイカー】【バーンメア】等々、本当に多数のデッキが被害を受けたのですが、【5cモルト】もその中の一つでした。
《蒼龍の大地》はともかく、そもそもドラグハートをプレイすることができないのです。
あれほど「単体で完結している。」と言われていた《最終龍覇 グレンモルト》ですら、たった1枚・1マナのこのカードに封じられてしまいました。

そう、世はまさに大とこしえ時代とこしえマスターズとなっていたのです。

そして、何故持っているのか分からない新能力『G(ガード)・ストライク』により、受けとしての役割も持っているため、ほぼすべてのデッキが、《とこしえの超人》を意識する必要があるのが現状です。

となると、以下の2パターンが効率的な対応方法だと考えられます。

①《とこしえの超人》の効果が及ばないデッキを使用する。
②《とこしえの超人》を動きの中で処理する。

①のデッキが【鬼羅スター】をはじめ、先後にかなり不安がのこるデッキタイプが多く、②の中から候補を探すことに決めました。

とはいいつつも、一番理解度の高かった【5cモルト】を基準に環境へのアプローチを行っていくことになります。

2.デッキ概要

2-1.そもそも【5cモルト】と【5cドルマゲドン】って何が違うの?(【5cドルマゲドン】とは?)

結論から述べると、《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》《終焉の禁断 ドルマゲドンX》として運用する意識レベルの違いだと考えています。

それを説明するために、まずは、《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の採用時のメリット・デメリットをまとめました。

■メリット
 ①コマンドプレイ時に発生する追加効果による処理性能の向上
 ②『禁断爆発』によるカウンタープランの獲得

■デメリット
 ③非コマンドが攻撃参加不可
 ④新たな負け筋の発生

そこで、実際の例を挙げて、メリット・デメリットを比較していきましょう。

僕が構築した【5cモルト】【5cドルマゲドン】に関して、採用カードの違いを一部例に挙げると、《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》の採用の有無があります。
前者を構築したときの環境は、【赤白ヴァイカー】【バーンメア】が流行しており、それらに対して、処理効果だけでなく『スレイヤー』による『殴り返し』が非常に重要な役割を担っていました。
そのほかにも《希望のジョー星》《新世壊》、『オーラ』を剥がしたりと、取り回ししやすいコスト面も含め重宝していました。
しかし、《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》を採用してしまうと、その長所を潰すことになってしまい、採用することができなかったのです。

一方、今環境では、それらのデッキ・カードが数を減らしています。
【4cヴァイカー】に対してはある程度有効ですが、それ以外への勝利貢献度が低くなったと感じています。
また、【5cモルト】をはじめ、各種ビッグマナ・コントロール系デッキの増加により、《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》および《終焉の禁断 ドルマゲドンX》の勝利貢献度が高くなったため、これらを軸に構築を固めていくことになりました。

簡潔にまとめると、
「環境の変化でデメリット(③)の重要度が下がり、メリット(①②)の重要度が上がった結果、《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》を採用することになった。」
ということです。

つまり、この《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の採用の有無こそが、【5cモルト】【5cドルマゲドン】の異なる点です。
......と言いたいところですが、個人的にはあと少し至らないと考えています。

理由を述べる前に、皆さん、以下の質問に関して、どのように答えますか?

【5cモルト】《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》を採用していたら、それはどちらのデッキタイプだと言えますか?」

先ほどの例では、《闇鎧亜ジャック・アルカディアス》の役割をもとに話を進めていましたが、
環境的にメリット・デメリット(①②③④)に、どれも大差がない場合として考えてみましょう。

《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》を採用する際、『禁断爆発』を考慮し、その結果、『コマンド』を多く採用することは当たり前ですよね。

。。。

。。。。。。

「そんなこと、誰が決めたんですか???」

《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》を構築に組み込む際は、必ずしも『禁断爆発』に拘らなければいけないという決まりはありません。

例えば①のように、《最終龍覇 グレンモルト》と組み合わせることで、対応範囲を広げることが可能ですよね?
過去環境で多く行われていた、《禁断 ~封印されしX~》の『封印』を外すことで、《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》の墓地回収の対象を増やすということが、《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》でも可能ですよね?

このように、
「『禁断爆発』をしなくても特定のタイミングでのみ効果が使えれば良い。」
という考え方もあるのです。
極端なことを言ってしまえば、別に『禁断爆発』はしなくても良いんです。つまるところ、僕の考えはこうです。

「『禁断爆発』は手段であり、目的ではない。」
「構築段階から『禁断爆発』≒《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を使用することを決めているデッキこそが、【5cドルマゲドン】である。」

これが、初めの問いへの最終的な解答です。

2-2.コンセプト

本デッキを構築するにあたって、下記3点を意識しました。

①《とこしえの超人》への解答
②《奇天烈 シャッフ》への解答
③VSコントロールへの解答

《とこしえの超人》への解答
その汎用さ故、緑を採用しているデッキからは、飛んでくる可能性が高く、何かしらの対策が必要です。
今までは【5cモルト】《ドンドン水撒くナウ》を採用していましたが、処理方法が『バウンス』であるため、次のターンにはまた出てきてしまい、あまり効果的ではありませんでした。
そこで、最新弾の《ドンドン火噴くナウ》に着目してみました。
事前評価としては、マナ回収・処理範囲の面から、前者に軍配が上がると考えていましたが、『破壊』という処理方法に注目したとき、一気に評価が変わりました。
この処理方法であれば、確実に役割を遂行することができ、ST持ち かつ テンポを失わないという点においては、前者と同じであるため、これを採用することに決めました。

これがあるだけでもかなり楽にはなりましたが、コストの軽さ故に、隙間隙間からプレイされてしまうため、それだけでは明確な優位性は奪えないと感じました。
相手の《とこしえの超人》+αに対して、それの除去しかできていないのですから、一目瞭然ですよね。

そこで次に着目したのが、同じく最新弾の《龍風混成 ザーディクリカ》です。
呪文に対して、ドローと破壊効果を付与するので、こちらも+αの動きを手に入れることができました。
この効果の発動は、《とこしえの超人》に妨害されず、その後の処理で《とこしえの超人》を処理できるので、《最終龍覇 グレンモルト》と共闘するにふさわしいカードだと感じました。

《奇天烈 シャッフ》への解答
環境に【4cヴァイカー】【ダムド】【鬼羅スター】等、《奇天烈 シャッフ》が採用されることが多いため、《とこしえの超人》同様、何かしらの解答が必要です。
7コスト帯まで上がってしまえばクリーチャーでのコントロールが可能ですが、そこまでの展開は呪文に頼ることが多く、《奇天烈 シャッフ》の存在は非常に厄介でした。
そこで一番にしたことは、初動の変更です。
今まで《獅子王の遺跡》を軸にしていたので、先手後手関わらず、それのプレイが制限され、何もできずにズルズルいってしまうケースがありました。
そこで、先手であれば先にプレイができる3コストのブーストカードに着目しました。実際に採用したのは《フェアリー・ミラクル》ですが、その理由は、一度唱えてしまえば6マナまでジャンプするので、《奇天烈 シャッフ》から受ける妨害を最小限に留めてくれるからです。

次に受け札のコストを散らすことを考えました。
この時点では、実際に何を採用するかは明確に決めてはいませんでしたが、《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》《フェアリー・ミラクル》成功時点で確実な受け札となるのでかなり良さそうに感じていました。
結果的には、役割と採用できる枚数の観点から信頼するには少し至らないと判断し、見送ることになります。

VSコントロールへの解答
以前よりもコントロール色の強いデッキが増加したため、この対面をさらに意識する必要が出てきました。
基本的には《最終龍覇 グレンモルト》を如何に通せるかというゲームになるのですが、それが達成できず優位性が奪われてしまった場合、どのように巻き返しを図るかという点が重要になります。
そこで出した答えが、《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~ / 終焉の禁断 ドルマゲドンX》でした。
『封印』を剥がすことにより、アドバンテージを稼げるチャンスが増え、最終的には『禁断爆発』により、ほぼ強制的なゲームエンドを迎えさせることが可能になりました。

もともと採用している《最終龍覇 グレンモルト》もそうですが、《龍風混成 ザーディクリカ》も『コマンド』持ちであるため、『封印』を外すことができます。
それに加え、前者は「処理範囲の拡大」として、後者は「対象範囲の拡大」として、『封印』を外すことによる恩恵を受けられます。

さらに、今回は全国大会用ということもあり、コンセプト以外にも以下のことを意識しています。

④採用枚数を散らす
⑤固定概念を利用する

④採用枚数を散らす
いろいろなカードをチラつかせることで、各プレイに裏目を発生させ、安牌な択を取れないようにしたい思いがあります。もちろん、自分自身が幅広い場面に対応できるようという意味もあります。

⑤固定概念を利用する
【5cドルマゲドン】には○○」が入っているから、この攻め方はまずい...。」と考えられやすいため、ケアされやすい動きを敢えて切り、別の角度から攻めることで、こちらのプランを通しやすくします。

以上のことを踏まえ、デッキを構築しました。

3.採用カード

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《最終龍覇 グレンモルト》
前述の通り、以前ほどの出力を出せないケースもありますが、
詰みの盤面を構築するのに欠かせないカードです。
自身の能力に加え、最大8種の追加効果を任意選択可能なので、臨機応変にゲームメイクの役割も担います。

《龍風混成 ザーディクリカ》
このデッキを支えるもう一つの軸です。
直接的にゲームエンドまでもっていくことはできませんが、
カードとカードの橋渡し役を担ってくれます。
『コマンド』なので封印を外しながらプレイすることができ、なおかつ《天災 デドダム》のプレイを妨害しない色である点も複数枚採用可能な理由です。
《最終龍覇 グレンモルト》が苦手とする《とこしえの超人》を無理なく処理することができますし、前者同様、自身の能力に加え、さらに任意の効果を得ることが可能です。
今までは、単に『受け札』としてしか採用できなかったものを道中で『攻め札』としても使用できるようになったので、より幅広いゲームメイクを行えるようになりました。

《天災 デドダム》
能力も色基盤としても相変わらず非常に優秀で、状況に応じたカードを取捨選択することが可能です。
また、今までは腐りがちであった墓地に置く効果も《龍風混成 ザーディクリカ》《襲来、鬼札王国》の採用により、より大きな意味を持たせることになりました。これは、疑似的な出力の向上とも言えます。
また、『コマンド』持ちなので《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》がある状況下でも攻撃参加可能です。

《ドンドン火噴くナウ》
《ドンドン水撒くナウ》の方が回収・除去範囲が広く、シノビとの相性も良いのは事実ですが、
本デッキ・環境においてはこちらに軍配が上がると考えています。
理由は、効果そのままですが、以下の通りです。

①『破壊』すること
②カードを墓地に送れること
③手札に加えるカードは非公開であること

①:《とこしえの超人》や《奇天烈 シャッフ》を再利用させない。
②:《天災 デドダム》同様、他カードとのシナジー。
③:プランの隠蔽。(マナ・墓地に送ったカードから推測は可能ですが。。)

《とこしえの超人》
前述の通り、ほぼすべてのデッキが何かしらこれの影響を受けています。
とはいえ、全面的に機能停止まで陥るのは【オーラ】くらいで、そのほかのデッキに対しては、+αで何かを用意してあげる必要があります。
スペック面も本当に優秀で、他のメタカードとは異なり、2ターン目に多色を埋めながらプレイできるので、ブーストの邪魔になりません。
また、緑であるので《邪帝斧 ボアロアックス》経由でマナからプレイできますし、余った1マナで《獄龍刃 ディアボロス》経由で墓地から即プレイ可能です。
1マナなので、割といつでもプレイできますが、自身のプレイするカードに影響しない場合は、相手の動き出しの直前にプレイするのが理想的です。

《フェアリー・ミラクル》
最近は、《獅子王の遺跡》がメインエンジンとして採用されがちでしたが、せっかく先手をとっても4ターン目にしか使用できず、3ターン目に出てくる《奇天烈 シャッフ》によってスタートが妨害されてしまいます。
それを少しでも回避するべく、3ターン目に使用可能な3コストでブーストを採用することにしました。
数多いそれらの中でもこれを採用した理由は、3で単色を置き2ブーストができれば、4ターン目にセットするのが多色カードでも5マナのカードをプレイできることにあります。

《闘争類喧嘩目 ステゴロ・カイザー / お清めシャラップ》
2種類目の3コストブーストカードとして採用しています。
【オカルトアンダケイン】に対してのメタカードとしての役割が強いですが、《怒流牙 サイゾウミスト》不採用により、山札切れを防ぐ役割も兼ね備えています。
また、クリーチャー面も優秀で、マナに落とした《威牙の幻ハンゾウ》を回収しカウンターに備える等、役割が多く、当初は前者が4枚、後者が1枚の採用でしたが、さらに1枠譲ってもらった形です。

《襲来、鬼札王国》
《龍風混成 ザーディクリカ》と同じく、《天災 デドダム》《ドンドン火噴くナウ》の墓地落とし効果に意味を与えることができました。
本来、墓地のカードにアクセスするには、《獄龍刃 ディアボロス》を経由し、プレイまではラグが発生するケースがありましたが、ラグなしでそのままプレイすることが可能になりました。
似た役割のカードとして《灰燼と天門の儀式》が挙げられますが、除去効果が最低保証でついてくる点を評価して、こちらを採用しています。
《奇天烈 シャッフ》絡みや速度的な問題で、墓地に生き物を用意できていないケースや《とこしえの超人》により蘇生が妨害されているケースでは、この最低保証が活きてきます。
また、これ以上封印を剥がしたくない場合にも(墓地からですが)コマンドのプレイが可能になります。

《聖魔連結王 ドルファディロム》
盤面のリセット・呪文のロックを同時に行うことができ、攻守ともに優れたカードです。
除去耐性も持ち合わせているので、複数枚投げて顔を詰めつつ、『禁断爆発』を狙う雑な動きは、単純ですが非常に強力です。
また、『召喚時』という制限がなく、《襲来、鬼札王国》からプレイしたときにも効果が発動するので、一定の条件下では実質ストップトリガーとして機能します。

《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》
いくら《とこしえの超人》が強力とはいえ、選択可能な低パワークリーチャーでもあるので、処理されるときはあまりにもあっけなく瞬殺されてしまいます。
そこで、それだけでは速度的にカバーが間に合わない【オカルトアンダケイン】【ヴァイカー】に対しての遅延目的で採用しています。
もともと《リツイーギョ #桜 #満開の枠だったので、緑の枚数が少なくなっています。色が足りないと思う方は、一度そこに戻してから調整してみてください。

《絶望と反魂と滅殺の決断》
《悪魔龍 ダークマスターズ》の代わりに採用しているカードですが、主に汎用性という観点からこちらを採用しています。
7コスト帯は渋滞していて、プレイするタイミングが限られてしまいますが、こちらは《最終龍覇 グレンモルト》《龍風混成 ザーディクリカ》の着地前に使用でき、《天災 デドダム》《ドンドン火噴くナウ》の墓地落とし効果で落としても有効(複数回使いたいく、単色なので手札に持ちたいことも多いですが。。)です。
また、《奇天烈 シャッフ》が絡まないゲームにおいて、これ1枚でゲームを崩壊させられますし、何より《龍風混成 ザーディクリカ》からもプレイできるので、疑似《悪魔龍 ダークマスターズ》としてもプレイできます。

《裏切りの魔狼月下城》
動きの幅を広げるために《絶望と反魂と滅殺の決断》とは散らして採用しています。
《絶望と反魂と滅殺の決断》よりも早いタイミングでプレイ可能で、さらに1枚多く手札を刈り取れるので、意識外の攻撃を仕掛けることが可能です。
その反面、ゲーム中盤以降はハンデスの必要がなくなり、腐りやすいという点はデメリットですが、プレイできた時のリターンは非常に大きく、採用するに至りました。

《テック団の波壊Go!》
【オカルトアンダケイン】【ヴァイカー】の横展開を返すために採用しています。
その他各種有象無象の対面にも役割を持ち受け札として腐ることはほぼありません。環境によっては、《S・S・S》と差し替えても良いと思います。
余談ですが、ST呪文は、それ自身だけでなく、《襲来、鬼札王国》《龍風混成 ザーディクリカ》からでもプレイ可能なので、少ない枚数でも採用していれば、十分に役割を持てます。

《威牙の幻ハンゾウ》
主に『禁断爆発』カウンターのために採用しています。
《轟牙忍 ハヤブサリュウ》が採用されているケースが多いですが、《天災 デドダム》をスタートカードにしてる以上、可能な限りその色に貢献しないカードは採用したくありません。ましてや、使用タイミングがほぼほぼ『禁断爆発』のタイミングに限られるので、序盤は、後続のカードを抱えるためにマナに捨てざるをえないので、構築とプレイ方針に矛盾が生じてしまいます。
このカードであれば、きちんと色マナにもなりますし、同じ役割も果たすことができるので、優先度が高いと考えています。

《ドラゴンズ・サイン》
《最終龍覇 グレンモルト》《龍風混成 ザーディクリカ》を早出しすること、および、連鎖することだけでなく、受け札としても機能するので、ハマった時の出力は非常に大きいです。ですが、単体では機能しない点や7マナ以降は素出しするケースがほとんどである点、早々に2枚目を引くとマナ基盤がバグる点を考慮し、上振れかつ対応力の拡張の意味合いで1枚のみ採用しています。

《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~ / 終焉の禁断 ドルマゲドンX》
《最終龍覇 グレンモルト》とのシナジーが良く、各モードで、処理範囲を広げることができますし、相手の先だしモルトを『スレイヤー』付与とバトル効果で処理することが可能です。
さらに、《龍風混成 ザーディクリカ》とも相性が良く、封印から落としたカードも対象にすることができます。
一方で、こんな意見を聞きました。

・《とこしえの超人》(や《リツイーギョ #桜 #満開 》)が殴り返しに参加できなくなるからいらないのではないか?
・封印を外す必要があるのか・そもそも外れるのか

これに関しては、はっきりと以下のことが言えます。
たったそれだけのデメリットで、《最終龍覇 グレンモルト》《龍風混成 ザーディクリカ》の出力が上がり、『禁断爆発』という選択肢まで視野に入れられるのであれば、採用する価値は大きいです。
本来ケア不可だった個所をケア可能になる可能性があるので、殴り返しよりもさらに重要な要点だと考えています。
そもそも、『禁断爆発』は手段であり目的ではありません。
さらに、VS【5cモルト】を考えた時、相手の先出しに対して、『スレイヤー』付与 かつ 《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》で2回破壊し、主導権を取り返すことが可能です。

《覇闘将龍剣 ガイオウバーン / 勝利の覇闘 ガイラオウ》
1度に最大3面処理しつつ受け札としても機能する万能カードです。
正直複数枚詰みたいのですが、役割を持ったほかのカードを採用すべく、泣く泣く1枚の採用です。
《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》を採用したことにより、相手の《最終龍覇 グレンモルト》を『バトル』と『スレイヤー』の2回の除去で一瞬で処理することが可能になりました。

《邪帝斧 ボアロアックス / 邪帝遺跡 ボアロパゴス / 我臥牙 ヴェロキボアロス》
《天災 デドダム》なら『リソース』、《とこしえの超人》なら『メタ』、と状況に応じて使い方を変えられるので、このカードだけで実質2枚分の役割を果たします。
また、《邪帝遺跡 ボアロパゴス》の状態まで持っていけば、任意のタイミングで《天災 デドダム》を引っ張り出せるようになり、より柔軟な対応が可能になります。
今回は採用していませんが、《リツイーギョ #桜 #満開も効果対象なので、採用する価値は十分にあります。

《始原塊 ジュダイナ / 古代王 ザウルピオ》
龍解する場合を除き、出したターンに仕事をすることはほぼないので、ターン開始時に装備するケースがほとんどです。その反面、効果は地味ながら強力で、序盤にマナに埋めたドラゴンを引っ張り出すことができます。それにより2枚目の《最終龍覇 グレンモルト》を出し、一気に詰み盤面を作り上げます。
龍解後は、ダイレクトアタックを防ぐことができますが、除去が多い環境なので過信は禁物です。あくまで、処理要求レベルで考えましょう。

《獄龍刃 ディアボロス / 破滅の悪魔龍 ディアジゴク》
《邪帝斧 ボアロアックス》《始原塊 ジュダイナ》だけではマナしか触れないのですが、墓地に触れられるこのカードの存在が、《最終龍覇 グレンモルト》の厄介さを底上げしています。
墓地ギミックを取り入れたことにより、さらに重要なカードになりました。
カードは何枚でも回収したいので《最終龍覇 グレンモルト》の置き換え効果で真っ先に戻したいカードです。

《革命槍 ジャンヌ・ミゼル / 聖滝の精霊龍ダルク・アン・シエル》
《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》で処理しきれない起きている打点や空からの打点を食い止める際に使用します。
龍解後は、自身が攻撃・ブロック・離れた時に打点を止めることができるだけなく、《最終龍覇 グレンモルト》の置き換え効果で離れた時にも効果が発動するので、受け札として非常に信頼度が高いです。
ですが、その性質上《奇天烈 シャッフ》《轟く革命 レッドギラゾーン》には弱く、【ヴァイカー】【ダムド】対面ではあまり信頼できないので注意が必要です。

《銀河剣 プロトハート / 星龍解 ガイギンガ・ソウル》
【オカルトアンダケイン】に対してのキラーカード。
今ではあまりにも有名な話になりましたが、《暗黒鎧 ザロスト》の効果を使用していると、《天災 デドダム》+これで2点2点ダイレクトが可能なので、絶対に採用しましょう。
その他にも、『スパーク』ケアとして使用することがありましたが、『Gストライク』によって無効化されるようになってしまいました。基本的にはそれだけで返されることはほぼないでしょうが、意識はしておきましょう。

《始まりの龍装具 ビギニング・スタート / 終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》
やることがないときに装備するカードとして最も優秀です。
というのは過去の話で、今は、《聖魔連結王 ドルファディロム》を真正面から受け止められる唯一のドラグハートとして高く評価しています。

《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル / 魔壊王 デスシラズ》
装備・攻撃時に『ファンキー・ナイトメア』を蘇生することができます。が、そんなものは採用していません。
本デッキには《とこしえの超人》を採用していますが、同時に《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》も採用しています。これにより、『禁断爆発』したとき、相手クリーチャーが『封印』されないバグが発生します。
これを回避すべく、自分から《とこしえの超人》を割ることで、『ニンジャストライク』によるカウンターを狙うことが可能になります。とはいえ、《とこしえの超人》を添えながら詰めていれば基本的にカウンターはもらいませんし、処理されればそのまま『禁断爆発』が待っているので、マスト採用ではありませんが、自分でタイミングをコントロールできるので採用しています。一応、龍解時に相手のクリーチャーを1体破壊できるので、トリガーで出てきたクリーチャーも処理することが可能です。
また、龍解時に《最終龍覇 グレンモルト》と『ドラグハート』を選択することで、置き換え効果により、最終的に破壊される枚数を抑えることができるので覚えておきましょう。

4.対面意識

■基本プラン
《最終龍覇 グレンモルト》を如何に通すか。
上手く通すことができれば、毎ターン除去耐性を獲得しながら、強固な盤面を築き上げることができます。基本的には、1ターン場に残ればそのまま勝てます。(経験上)

《天災 デドダム》《フェアリー・ミラクル》の優先順位
5色が揃っていない場合や、早期に殴り返しの駒が必要な場合は、《天災 デドダム》を優先することがありますが、
・後からの受け皿を少しでも大きくしておきたい
・2ブーストによりタップインを許容し、安定して3→5をとりたい
以上のことから、基本的には後者を優先します。

・序盤のマナの置き方
《とこしえの超人》をプレイできるようにするために、1ターン目には緑を含んだ多色をマナに置きましょう。
また、《天災 デドダム》をプレイできるような置き方を心がけましょう。
《最終龍覇 グレンモルト》はフィニッシャーですが、序盤はマナに埋めてしまっても問題ありません。

《天災 デドダム》《ドンドン火噴くナウ》効果の3枚の選定基準
手札:次 もしくは 次々の動き
墓地:《龍風混成 ザーディクリカ》《襲来、鬼札王国》の対象となるカード
マナ:余ったカード もしくは そのターン中に行動するためにアンタップインできるカード
上記が基本的な基準です。
手札と墓地はどちらを優先するべきかの判断が難しいようですが、能動的な動きが求められる場合は手札。受動的な動きが求められる場合は墓地。と考えると良いです。
《絶望と反魂と滅殺の決断》は墓地に落としても損はありませんが、手札から使用すると当然複数回使用できますし、単色でもあるので、手札に加えるケースも多いです。

・『禁断爆発』
《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の『封印』を『禁断爆発』のみ残し、《威牙の幻ハンゾウ》や今回は採用していませんが《轟牙忍 ハヤブサリュウ》等の『シノビ』を抱えておく。
最終的にプレイする『コマンド』はそれらでなくても良いが、『シノビ』であれば、相手ターン中に『禁断爆発』ができるので、カウンタープランとして良く使用します。

・詰め方
《最終龍覇 グレンモルト》で盤面をコントロールした後、『禁断爆発』ができる状態で、《とこしえの超人》を添えつつ詰めていく。
除去耐性はかなり高いので、《終末の時計 ザ・クロック》や各種スパーク系闘のストップトリガーに注意しておけば概ね問題ありません。

VS【5cモルト】
○基本的な考え方
《とこしえの超人》《絶望と反魂と滅殺の決断》《聖魔連結王 ドルファディロム》が有効です。
《最終龍覇 グレンモルト》を先に使えるように、《とこしえの超人》合戦や手札の奪い合いを制しましょう。
・相手が先に《最終龍覇 グレンモルト》をプレイしてきた場合は、こちらも《最終龍覇 グレンモルト》をプレイし、『スレイヤー』を付与しつつ《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》を装備することで、バトル勝利時と『スレイヤー』効果で2度破壊できるので、逆に押し付け返すことができます。
・相手の《聖魔連結王 ドルファディロム》に対して、《始まりの龍装具 ビギニング・スタート》あるいは《終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》が『ブロッカー』かつ『スレイヤー』効果により強く出られるので、大きく牽制することができます。

○詰め方
《とこしえの超人》《聖魔連結王 ドルファディロム》を揃え、相手のカウンタープランが通らない盤面を押し付けます。

VS【5cドルマゲドン】
○基本的な考え方
○詰め方
・どちらも【5cモルト】と基本的には同じです。
・『封印』の残り枚数や山札の残枚数に注意が必要です。
・必要に応じて《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》で自身の《とこしえの超人》を破壊し『禁断爆発』を狙ったり、盤面を少なくすることで山札切れのケアを行いましょう。
・『禁断爆発』プランを準備していたとしても、相手が《悪魔龍 ダークマスターズ》をプレイし、『禁断爆発』を行いながら手札を捨てられると、カウンターはおろか、次のターンの動き出しもなくなるので、キーカードは4枚以上抱えておくのが吉です。

VS【オカルトアンダケイン】
○基本的な考え方
《とこしえの超人》《龍装鬼 オブザ08号》で処理されてしまうため、あくまで一時凌ぎだと考えましょう。逆に言えば、そこまでは処理されないので、さらに妨害を重ねるか《最終龍覇 グレンモルト》を出して詰めていきましょう。
《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》を採用していることにより、《とこしえの超人》が殴り返しに参加できないので、見た目以上に相手の『アグロプラン』が通りやすいです。
《とこしえの超人》が1体出ていれば、ある程度の時間は稼げるので、マナブーストや盤面処理に注力する必要があります。

○詰め方
・STを採用している構築は存在しないので、打点が揃い次第、《最終龍覇 グレンモルト》から《銀河剣 プロトハート》を装備すれば貫通しますが、溜めれるなら溜めるに越したことは無いので、余裕があるなら"死なないように"溜めましょう。

VS【4cヴァイカー】
○基本的な考え方
《とこしえの超人》が有効。《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》《BUNBUN・ヴァイカー》プランには有効だが、《奇天烈 シャッフ》が絡むゲームでは、溜めることを正当化し、少しずつ詰みの盤面を組まれやすくなるので、ブーストを優先しましょう。『宣言』の詰めが甘い状況で焦ってきてくれる方が受かりやすいです。
《奇天烈 シャッフ》さえ絡まなければ、ただ横に打点が並ぶだけなので、受け札や《絶望と反魂と滅殺の決断》で大きくテンポを奪うことが可能です。
・初めの方の《奇天烈 シャッフ》は、5を宣言してくることが多いため、5コストの呪文は、マナカーブ通りには唱えられないつもりでいて良いです。
3ターン目に《天災 デドダム》《フェアリー・ミラクル》が揃っている場合、後者を優先しましょう。2ブーストできれば、影響時間を最短に抑えられるので、成立するかもわからない殴り返しより有効です。
《葉鳴妖精ハキリ》《瞬閃と疾駆と双撃の決断》《轟く革命 レッドギラゾーン》と、手札から打点が伸びるパターンも多いので、手打ち・STどちらでも《裏切りの魔狼月下城》が刺さりやすいです。
・手札から《SSS級天災 デッドダムド》だけでなく、《轟く革命 レッドギラゾーン》の革命チェンジから横のコマンドに『マッハファイター』効果を付与し《とこしえの超人》を処理される場合があります。

○詰め方
・デッキの性質上、一度盤面の優位性を確保すれば、返されることはほぼありません。状況に応じて《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》《革命槍 ジャンヌ・ミゼル》をプレイし、盤面を捌きましょう。
・受け札は《死海秘宝ザビ・デモナ》《とこしえの超人》くらいなので、盤面さえ制圧できていれば負けることはありません。

VS【デッドダムド】
○基本的な考え方
《とこしえの超人》《奇天烈 シャッフ》《絶望と反魂と滅殺の決断》《禁断機関 VV-8》等、こちらが苦手としているカードが多く、厳しい対面です。
《最終龍覇 グレンモルト》《聖魔連結王 ドルファディロム》《とこしえの超人》を添え、少しでも面処理の要求値を上げることが求められます。
・この対面に限った話ではありませんが、《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》を採用する場合は、《爆銀王剣 バトガイ刃斗》も一緒に採用することで、即龍解から一気に詰めることが可能になります。(《無修羅デジルムカデ》がいない場合)

○詰め方
以前まではそんなことはありませんでしたが、《とこしえの超人》《フェアリー・Re:ライフ》の『G・ストライク』という受け札が採用されてしまったため、ワンショットキルの動きが非常に通りずらいです。
・リソース量は相手の方が上手で、詰みの盤面を作り出すことがなかなか難しいため、盾を削りきって、『禁断爆発』を押し付ける動きをすることも多いです。

5.不採用カード

下記に質問が多かったカードをまとめていますので、
「このカードは?」というものがあればご質問ください。

《悪魔龍 ダークマスターズ》
《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の『封印』を外せる『コマンド』です。
今回は、対応力の幅を広げるために『絶望と反魂と滅殺の決断』を採用していましたが、VSコントロールを考慮するとこちらに軍配が上がるため、いつでも入れ替え候補です。

《轟牙忍 ハヤブサリュウ》
【5cドルマゲドン】の受け札として採用されることの多いカードですが、《天災 デドダム》を初動に設定してる以上、序盤のマナセットでその色にならないカードは可能な限り採用したくありません。それに伴い、今回は《威牙の幻ハンゾウ》を採用しています。
「『シノビ』はマナに置かないから色は関係ない!」という声もありますが、序盤に次・次々の動きと単色カードを抱えつつ、これも抱えられるという方は採用していただいて全く問題ありません。
とはいえ、ミラーの《終焉の禁断 ドルマゲドンX》の攻撃を止められるメリットもあるので、一概に無しとはいえません。

《銀河大剣 ガイハート / 熱血星龍 ガイギンガ》
このカードの役割として、複数回攻撃・多面処理が挙げられますが、
前者は《銀河剣 プロトハート》で、後者は《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》で担うことができます。
2種の役割を1枚で果たせる分、枠の圧縮という点で優秀なように見えますが、それぞれ自体のOnlyな役割が存在するため、かえって余分に枠になると考えています。

6.改造するなら

ここから先は少し初心者向けの話も含まれます。

参考までに、5/1現在の最新構築を載せておきます。

画像5

意識した点は、以下の通りです。

採用カードを散らす
公開してしまったこのデッキに関して、『読む』ことを難しくし、相手の対応力を疑似的に下げるためです。
とはいえ、役割は似たものを採用しており、枚数配分を予測させないという意味合いが強いです。

環境最上位のデッキへのガードを上げる
環境最上位ではないのデッキへのメタカードを減らし、自身の動きの補佐となるカードやマナ基盤を整えることで、安定した高い出力を期待できるようにしました。

このように、環境に合わせていくらでも構築を弄ることは可能ですが、『何故採用している・するのか』のかを意識するが重要です。
それができていれば、『構築時点でのミス』が発生しづらくなり、『デッキ負け』することが少なくなります。

また、採用の意図を理解していると、自身のデッキの練度が上がることはもちろん、相手のデッキやプレイの意図を理解することにも繋がるので、ゲームを有利に運びやすくなります。
つまり、デッキ構築の時点で既に勝負は始まっているのです。

今回はこのデッキについて解説していましたが、
今一度、自身の持っているデッキで、役割や意味を理解する練習をしてみると、成長の一助となるかもしれませんね。

質問があったため、更新後の構築に採用されている・不採用であるカードの解説も追記しておきます。

○採用カード

《フェアリー・ギフト》
5マナ時点で、《最終龍覇 グレンモルト》《龍風混成 ザーディクリカ》を早出しできることになるのはもちろんそうですが、もう少し踏み込んだ話をすると、5マナ時点での《奇天烈 シャッフ》に5『宣言』されても動ける札の確保です。
先日まで採用していた、『ドラゴンズ・サイン』では、どうしてもそこに引っかかるため、色も優秀なコチラに差し替えました。
とはいえ、後者は後者で受け札になったり、連鎖を狙えたり、これをプレイするには多少色の制約が激しかったりと一長一短ではあります。
このカードの強みをもう少しだけ追加しておくと、《悪魔龍 ダークマスターズ》《聖魔連結王 ドルファディロム》も軽減対象であることや、少しマナが伸びてからの《天災 デドダム》後にマナが5,6コスト余っていれば、それらをプレイできるようになることです。
つまり、序盤にだけ強いカードではなく、中盤以降も活躍の機会があるので、出力が高く腐りづらいカードという立ち位置です。

《悪魔龍 ダークマスターズ》
不採用カードで解説を行っていましたがミラーが増えたことにより採用しました。
それでも枚数配分がこちらの方が少ないのは、《絶望と滅殺と反魂の決断》の方が小回りが効くかつ役割対象が多いためです。
環境にさらにコントロールやコンボデッキが多い時には、こちらの枚数を増やしてもらえば良いと考えています。
また、《フェアリー・ギフト》採用により、このカードであれば後手でも捲り返しが可能になったのは大きいですね。

《爆銀王剣 バトガイ刃斗 / 爆熱王DX バトガイ銀河》
《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》を採用したことによるセット採用の側面が強いです。
《最終龍覇 グレンモルト》→これ装備→《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》G0
とプレイすることで即龍解ができるので、一気に攻める時や殴り返しの際に色んなドラゴンを絡めることが可能になります。
また、上記のような攻めのタイミングだけでなく、非ドラゴンは即時攻撃が不可になるので、【鬼羅】【ダムド】【ジョーカーズ】対面において、受け札になる可能性を秘めています。

○不採用

《メガ・マナロック・ドラゴン》
VSミラーにおける最強のロック札です。
最速で出すと強力なことはもちろん、最終的な詰めの局面でも、相手の『禁断爆発』+《悪魔龍 ダークマスターズ》の詰めプランを防ぐことが可能です。
その反面、357をメインとするマナカーブでは、《フェアリー・ミラクル》での2ブーストかつ単色カードを複数枚抱えていなければ上手くプレイ出来ず、序盤の色が弱いことから、マナカーブ通りに動けるかつ色基盤としても使える《フェアリー・ギフト》を優先している形です。
もちろん、出力自体は非常に高いので、採用は大いにありだと考えています。

《イッコダス・ケイジ / 種ディスティニー》
《新世壊》を処理できる札として、《暴走 グロール / カルド・コバーン》と一緒に挙げられるカードですが、
前者は《とこしえの超人》、後者は《希望のジョー星》といった風に、微妙に処理範囲が異なるので、好みによる採用で問題ないと思います。
前者と後者の違いとしてもう1つ明確に異なる点は、攻撃参加の可否があります。そして後者は『封印』を剥がしつつ、《奇天烈 シャッフ》を含む横展開を処理できます。(『1111以下破壊』と合わせると最大3面処理)
呪文面で見ると前者、クリーチャー面で見ると後者が環境的に優れており、輝くタイミングが異なるので、そういった意味で、好みの問題です。

また、全てのカードに言えることですが、
採用の有無や枚数については、環境や好みによって自由にチューンしていただいて大丈夫です。
実際問題、今こうして採用・不採用に分けているカードも環境によっては全然採用しますし、
前述の通り、『何故採用する・しているのか』ということだけは念頭に置いておいてください。

7.更新履歴

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<更新履歴>
2021/04/25 01:30 経緯・採用カードの追加
2021/04/25 19:10 採用カードの追加
2021/04/26 01:45 コンセプトの追加
2021/04/26 23:50 採用カードの追加
2021/05/01 19:00 大幅修正
2021/05/07 09:25 新構築の採用理由追加
2021/05/11 08:50 新構築の不採用理由追加
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