【マーシャルチェイン】(インパルスループ)
昨日、Xに《アトランティス》の代わりに《インパルス》を用いた【マーシャル】のループ方法を投稿しました。
大変好評で嬉しく思いつつ、"安くて"強いが失われたことを嘆く方々や《インパルス》の凄さを改めて噛み締める方々等、多様な反応をみれたのも面白かったです。
そして今回は、その備忘録も兼ねて、実際に本日使用した構築にも触れつつ、改めてまとめさせていただこうとおもいます。
ただし、あまり時間がとれないため、簡素なものになります。ご了承ください。
ちなみに、大会結果は、40枚ミラーを2回制し、優勝🏆
本当に強かったです。
また、デネブログさんのチャンネルにてループの手順の動画が公開されていますので、そちらもあわせてご確認いただければと思います。
ベースとなる構築
先日までと比較すると、《アトランティス》がそのまま《インパルス / 真実》へ。好みは別れますが《歌劇団》を《ポジサイ》に変更しています。
要点解説
進化元12枚
先手のブレはもちろん、後手3キルの可能性をあげるべく、出力の高い2コストの進化元をしっかり最大枚数採用。それにより、5tに進化元+《マーシャル》も積極的に狙いやすくなっています。ただし《ツイン・シックス》は、ジャストダイバーこそあるものの、基本的にはバニラに等しいため採用を見送っています。
加えて、ターンこそ遅れるが1枚で2枚の公開領域を増やしつつ、ジャストダイバーとメクレイドで《マーシャル》へのアクセス率を高められる《キール》は最大枚数採用しています。
特に《キール》は、2t《クーラー》を捨ててでもプレイする価値があるほどなので、減らす選択肢はありません。
《シクミ》4枚
1枚目の《マーシャル》を探す・《邪魂》のコストを作る・《マーシャル》の2枚目を出す・《学校》を蘇生して《マーシャル》を破壊する、と多種多様な役割を持ちつつ、白黒の色なので減らす理由はありません。
《インパルス》と《アトランティス》
《アトランティス》は、明らかな過剰打点への回答と呪文ロックへの耐性がメリットですが、それ以外はループおよびその導入が簡単になること以上のメリットがありません。(価格は安いですが、強さとトレードオフです…)
逆に《インパルス》は、呪文による他面除去のおかげで、《ガレック》着地前に《キャディ》や《セガーレ》を剥がすことが可能で、突破への要求値がグッと下がります。チェイン時にも、《マーシャル》を先に剥がしつつ《シクミ》や《歌劇団》で出し直せる点は《アトランティス》にはない強みです。
ループも《インパルス》で問題なくできることから、基本的にはこちらでことたります。
《ポジトロン・サイン》
人によって《歌劇団》や《プリンス》だったりする枠ですが、このデッキは手札にパーツを抱えつつマナカーブ通りに動きたいことがほとんど≒多色を許容できるターンがかなり限られているため、よっぽどでなければ可能な限り多色の枚数は抑えたいところです。
とはいえ、《歌劇団》のスペックは悪くなく、白の枚数を維持したいと考えた時に、それを上回る出力を持つ可能性があるのが《ポジサイ》くらいでした。デッキ自体が《邪魂》が絡むかどうかに依存しがちで、1枚目2枚目問わず、それへのアクセス率をあげることが最も重要だと考えているため、《歌劇団》よりも優先して採用しています。そうでなくとも《ゾンカニ》や《シクミ》、《くれ〜る》、それこそ《歌劇団》が捲れても良いことに加え、《インパルス》を採用したことでさらに出力があがっています。
《プリンス》については、《アトランティス》が抜けたことにより、期待する役割をこなしづらくなったため、優先度がかなり落ちています。
《スカル》と《ニアピン》
一応の受けとしてはもちろん、《ガレック》から蘇生可能なマナ回収として、取り回しのしやすさがウリな《ニアピン》ですが、墓地からも任意のタイミングで必要なカードを引っ張ってこれる《スカル》の方が、多色なことを差し引いてもこなせる役割が大きいです。特に《ガレック》+《邪魂》+《スカル》で回した時に、ドローの結果およびさらにそのチェイン先を見てから回収先を選択できるのは《ニアピン》にはできないものです。
また、《シクミ》で不用意に落ちてしまった《インパルス》等を拾えるのもポイントです。
《チョイス》
特別な役割があるわけではありませんが、結果を見てから動きを変えられる柔軟さが強力で採用されています。環境を考慮し、どうしても枠が必要になった際は、致し方なく削っても問題ありません。
ループ手順
基本ループ①
手札:ガレック・ガレック・ゾンカニ
墓地:進化元・マーシャル・インパルス
マーシャル効果、ガレック・ガレック・ゾンカニ
ゾンカニ効果、インパルス回収
ガレック効果、進化元・マーシャル・学校蘇生
学校効果、学校・マーシャル破壊
ガレック効果、進化元・マーシャル・学校蘇生
マーシャル効果、真実
真実効果、ガレック・ガレック・学校バウンス
学校効果、マーシャル破壊
初期盤面
これで、進化元の効果がストックしていくので、マーシャル2体目とウォカンナを用意してフィニッシュループ
※⑥のマーシャル効果に2枠空きあり
※ゾンカニとインパルスのゾーンが逆の場合、次の基本ループ②を経て①に合流する
基本ループ②
手札:ガレック・ガレック・インパルス
墓地:進化元・マーシャル・学校
マーシャル効果、ガレック・ガレック
ガレック効果、進化元・マーシャル・学校蘇生
学校効果、学校・マーシャル破壊
ガレック効果、進化元・マーシャル・学校蘇生
マーシャル効果、真実
真実効果、ガレック・ガレック・学校バウンス
学校効果、マーシャル破壊
初期盤面
※対戦中に遭遇する機会が多いのはおそらくこちら
※やっていることは、基本ループ①の②で回収する真実が予め手札にあるので、回収する手順を省いているだけ
フィニッシュループ
手札:ガレック・ガレック・ゾンカニ
墓地:進化元・マーシャル・マーシャル・インパルス・ウォカンナ
マーシャル効果、ガレック・ガレック・ゾンカニ
ゾンカニ効果、真実回収
ガレック効果、進化元・マーシャル・マーシャル蘇生
ガレック効果、学校・ウォカンナ蘇生
マーシャル効果、真実
真実効果、ガレック・ガレック・学校バウンス
学校効果、マーシャル・ウォカンナ破壊
初期盤面
これ以降は、《アトランティス》を採用している場合にのみ使用可能なループです。基本的にはどちらで行っても問題ありませんが、《インパルス》側だと、《ウォカンナ》がマナで《スカル》が墓地にある場合、フィニッシュまでたどり着くのに少し手間がかかります。知りたい方が入れば、僕のXのアカウントまでDMください。
基本ループ&フィニッシュループ(アトランティス)
場:何かしらのクリーチャー(X)
手札:ガレック・アトランティス
墓地:進化元・マーシャル・学校
マーシャル効果、ガレック・アトランティス
ガレック効果、進化元・マーシャル・学校蘇生
学校効果、マーシャル・学校破壊
アトランティス効果、X以外をバウンス(ガレック・アトランティス)
初期盤面
これで、進化元の効果がストックしていくので、ウォカンナを用意してフィニッシュループ
※①のマーシャル効果に1枠空きがあるので、そこにウォカンナを差し込むとフィニッシュループ
使用構築
《インパルス》の枠
《アトランティス》型の時点で元々、チェインの観点からするとこの枠は4枚必須ではなく、最終的に1枚絡めば良い程度だったので、後述するカード除去枠に譲っています。
また、《真実》前提構築にすると、呪文ロックはおろか《シャッフ》の7宣言だけで機能停止してしまうので、カードパワーは落ちるもののデッキ自体の強度を高めるべく、1枠は《アトランティス》を採用しましょう。
一度回り始めれば、ループしなくても、山札・盾・マナ・墓地をすべて触れるので、たった1枠刺すだけでもやれることの範囲が大きく変わってきます。
カード除去枠
おそらく1番目を引くのがこの《帝王》だと思います。
そもそも、GP終了後にこのデッキを狩るために《キャディ》や《パルテノン》が流行ったことが理由で《テック団》が採用されていましたが、その枠での採用になります。
そして今回、さらにそこから変更したのは、前述の通り、多色は悪という考えからです。細かいことをいえば、《テック団》は《バルピア》や《ラビシェフ》ラインまで飛ばせるというのはありますが、この枠に期待する役割は《キャディ》や《パルテノン》を剥がすことなので、その役割を担えるさらに適切なカードがあればそれで良いわけです。
《テック団》と比較すると、単色であること・《マーシャル》を自壊できることの2点が非常に強力です。特に後者は、《ガレック》と同時に使用することで、即時に《マーシャル》を再展開できるようになります。
また、チェイン中にも《マーシャル》を墓地に落としたいことが多々あり、その際に《邪魂》の5枚目以降としての運用も可能なので、相手のデッキにそれらのメタカードが採用されていなかったとしても自分に貢献する、《インパルス》と同様に無駄の少ないカードです。
あとがき
ここまで読んでいただきありがとうございました。
このデッキはGPでも使用しており、上位プレイヤーがこぞって持ち込んでいたこともあり、非常に強力なデッキです。
そんなデッキをさらに触り続け、かなり良い仕上がりになったのではないかと思います。
ループ自体もそうですが、最高の結果を得られてとても嬉しいです。
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