【環状七号線の魔法と夢の続き】
先日遂に、車が、来ました。
いや、取りに行ったんだけどね、わりと遠くまで。
良いもんですね、新しい車って。
いや、中古車だけどね。
これから、沢山、いろんなとこに行けるといいな。
もちろん、安全運転でね。
こんばんは、しみやんです。
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環状七号線
都内をグルっと周ってる、道路。
平和島のほうから、葛西のほうまでずーっと。
免許取り立ての頃はこの環状七号線、環七を、夜の環七をよく走っていた。
今でこそ、環七って制限速度50キロ道路なんだけど、当時は環七全線で40キロ規制がかかっていて、
広い道路なのにゆっくり走っていい。
ってのが、たまらなく好きだった。
環七沿いには、美味しいラーメン屋さんも沢山あるし、でっかいレジャー施設も沢山あった。コンビニでたむろしていたらそこらへんの地元の元気そうな奴らにちょっかいを出されたりもした。
好きな娘と遊んだ帰り道だって、高速に乗ったら家まですぐ着いちゃうんだけど、環七を走れば、もう少しだけ一緒に居れる。そんな、魔法が使える道路だった。
でも、大人になるにつれ、やっぱり夜はゆっくり寝たくなる。
ちょっとの距離でも、高速道路を使うようになりました。
もちろん、仕事の都合や、環七沿いに用事があったら、今でも走っているけどね。50キロでね。
そんな環七を走って帰りたくなった、日曜日。
あぁ、アソコのラーメン屋懐かしいな、
あのボーリング屋無くなったのか、
相変わらずでけえパチンコ屋だなあ、
ここで、急に車線減るのなんだよこれ、でも確か前も引っかかったなあ、
へぇショッピングモール出来たんだここ、今度来てみようかな、
懐かしい思い出と、塗り替えられていく現在と。
いつか見た夢の続きが此処(ここ)には確実にあって、青い皮膚で肩幅がめちゃくちゃ広いランプから出てくるタイプの魔人は居なかったけど、今でも魔法はしっかりとかかってた。
大人になった今は、50キロ制限くらいが丁度いいのかな。
いや40キロでも良かったかな昨日だったら、雨降ってたしね。
そんな、夢の続きを見れたような気がした週末を過ごして、また1週間頑張っていきましょう。
もちろん、安全運転でね。
ドアの開け閉めは、気をつけよう。
意外と横幅でかいぞ、この車。
(この投稿は全てフィクションです)