LA-2A と1176のコンプの2度掛けボーカル要約
目的
古より伝わる、1176で子音、LA-2Aで母音を叩くイメージで、ヴォーカルに安定的な滑らかさを創出、聴き心地をよくする。
設定参考
順番は1176→LA-2Aが基本。76でリミッティングしLA-2Aでふんわり仕上げる。LA-2Aが先だとなかなかリリースしなくなるため、掛け過ぎる危険がある。しかし、逆の場合もよく見かける。LA-2Aをリミッテイングモードにし、頭だけを76で狙いに行きパンチを出すときなどだろうか。
果たして日本語の発音に適するかどうかは検討の余地はあるだろう。
1176
Ratio4:1
アタック: 0.02ms 〜0.8ms
リリース50 〜 1100ms
10dbの圧縮あたりを目途に調整をスタートさせるのがいいかもしれない。
アタック、リリースは好み。恐れずとにかくぶち込んでみよう。と誰かが言っていた。個人的にはアタック、リリースは5-7の範囲で大きく変わってくる、と思っている。4,8,12,20とレシオが選べるが、これも選んでみて好みのものにするといい。数字が高い程、ピークを抑えるが、違いは微妙で知覚で選ぼう。
LA-2A
レシオ 3:1固定(程度、深さによる)
アタック: 10ms固定
リリース 60msで半分 あとは1秒ぐらいかけてゆっくり戻る
高めで調整始める人が多いようだ。圧縮 7db~10db 場合によって20dbまで圧縮する人もいる。
余談
U2のボーカルに
opt la3A アタック1.5msで-20dBのGR→VCA
の2段コンプが使われたという記事を見かけた
また無料で試せる以下を勧めておこう
Analog Obsession FETish
https://www.patreon.com/posts/51962024
Analog Obsession LALA
https://www.patreon.com/posts/lala-36128829
まあ。コンプ(1176)に-20dbぐらい突っ込んで、その耳で聞いてみよう。もちろん、突っ込んだ時の問題も出てくる場合はある。