DTM チャンネルストリップPlugin評
DTMerの皆さん、こんにちは。まれに激安で配られているチャンネルストリップ。つまりチャンスト。いじると楽しいチャンスト。集めて早しチャンスト。今回はそんなチャンストの話です。集めだしたのは廉価なPlugin Allianceのせいだ。(個人の偏った収集の偏った見解です)
チャンネルストリップが、フィルター、コンプ、ゲート、EQ(サイドチェイン)、サチュレーション、ゲインの音声調整の基本ステップがひとまとまりになっていて便利じゃん、ってことに気が付いたのは、ストックプラグインであれこれ試行錯誤した末。個別になっていないだけに、”ざっくり”とキャラクターを付ける最短のツールとして使ってます。面構えも需要ですよね。画像とちょっと詳細加えて、それぞれ見てみましょう。こちらから!
SSL NATIVE STRIP2
SSL NATIVE STRIP2。9000Kがモデルとのこと。後述の9000Jの次の最新シリーズのようです。定価が高いです。90%OFFセールでゲットする以外、選択肢はありません。独特のタイトさ。高音きらめくパワー。ルーティング分かりやすい。動作軽め。
Plugin Allaince AMEK9099
AMEK9099。Rupert Neve-Designed Amek9098i をモデルにしたとのこと。実機はコンサルタントとしてRupert Neve氏が関わった。機能盛り込み細かい調整も可能。音はクリスピーで高音をとにかく気持ちよく変化させます。ドラムのバストラックに突っ込めば、タイトでシャキッシャキ、パツパツのノリを生み出す感じでした。自分は。コンプ独自のHPFあり。
Plugin Alliance LINDELL 50
LINDELL 50。API系でWAVESと聞き比べてたんですが、別物でした。LINDEL 50はワイルドなアプローチながら味薄目に感じました。EQとコンプのモジュールチェンジできて◎。(一方WAVESのAIPシリーズはタイトな重量感がでる感じでした。)コンプのHPF的なNEV.てのがあり。
Plugin Alliance bx_consol-N
bx_consol-N。Neve VXSという希少なNEVE系ということです。ふくよかにEQがかかる気がします。ボーカルがいい感じにはまったあ~。高音が嫌味が出ずに全体に厚みがかかる。複数のトラックチャンネルで使って独自の統一感をだすと良いよ、とマニュアルに書いてあったの試したら、その通りでしたよ!あ、ドラムも結構なファットになります。
Plugin Alliance ForcusriteSC
ForcusriteSC。聞いたことあるようなキャラクター。高音も上品な味がつくきがします。効きの良いDe-Essが使える。コンプにアタックが付いてる。
Plugin Alliance Lindell 80
Lindell 80 見た目はちと不便だけど音の存在感が凄いです。迫力でます。NEVE系の名作と言われているようです。操作はマニアな癖強い
ファットなアナログ感のコンプと生きのいいバンドEQ。
Plugin Alliance bx SSL 4000 E
bx SSL 4000 E: 数多あるSSL 4000 Eモデルですが、braiworx のこれ、とにかく気持ちよくまとまる不思議。WAVESのよりコンプの機能は多め。EQタイプも茶(やわらか)黒(ロック向き?)があるんだけど、ポイントが全然違う。
WAVES SSL4000(E/G)
バンドルで買ったWAVES SSL4000(E/G)。有名。TypeGはEQのQ幅がGAINと連動して聴感上自然に聞こえるQ値になるとか。癖が無い。CPU使用率も軽い。
WAVES SSL EV2
WAVES SSL EV2 密度感がある気がする。アナログボタンもけっこう変わってくるしサチュ的な調節もできる。SPIT、SCなどのルーティングも使いこなしたいなあ。EQタイプ選べてブラウンはよりナチュラルな広いQ。CPU使用率は重め。コンプ独自のHPFなし。
SPlugin Alliance SSL 9000J
PAがバカみたいに安くするもんだから買いました。90年代のヒップホップサウンドを支えたとかいうモデルである9000Jは前述の9000Kの一つ前のシリーズのようです。ハイレゾ意識した感じでしょうか。ローもよく出る、比較的ハイが幅広できつめかもしれません。EQとコンプ効きがよい印象。DYN SCと組み合わせると面白いかも。それにしてもルーティングが良く分からん。
T-racks British channel
SSL SL 4000を模したと言われている。 T-racks 独特の締まりがある。white channelに比べれば重心高めだけど、低音が輪郭でる。いつの間にか入っていたが、コンプがタイトにしまる。なかなかいい。
MSとLRが選べる。t-racksは愛用者だけど、独特のコシュウ!って味する。
T-racks white channel
XL 9000 Kをモデリングしたといわれている。これもいつの間にか入っていたが、独特の締まりがある。やはりコンプがタイト。いずれもシュパッとする。British channelに比べてより重心低め。MSとLRが選べる。
Fuse Audio Labs “VCS-1”
ブラックフライデーセールでゲット。Fuse Audio。開発者はbrainWaxやblackroosterなどで活躍し独立して会社起した人のようです。動作軽い。プリアンプのキャラクターが楽しい。開発者入魂のチャンストだ。それが触ってて伝わる。
UAD Century Tube Channel Strip
価格崩壊したUAD。DAW人口が減少したのか増えたのか?薄利多売戦略か。なんだかんだでUADは段違い。これはサチュレーションがきつく扱いずらいが、定価は¥32,000だったがある日無料で配っていた。
Safari Pledals THE Camel Strip
THE Camel Strip by Safari Plugins。変わり種。周波数を選択できなかったり、アタックリリースなんて無い。コンセプチュアル・チャンスト。
しかし楽しい。セールで4ドルだった。
以上です。よくも集まったもんだ。
アナログEQは大胆なEQしたいとき使う。