まったく参考にならないMIXのコツ
腕(耳?)には覚えがあります。が、音楽やMIXに正解はありません。統計的な中央値や技術的なポイントはあると思いますが、調べれば出てきます。そしてこのノートは過疎っています。ああこれコツかも…って思う事はありますが、そもそも極めて個人的な領域です。つまり自分でもすぐ忘れるので、メモしておきます。誰かの参考になるとはとても思えません。
・GAIN is Most Powerful tool
音量こそ一番のツール。オートメーションで細かく制御しましょう。慣れてきたらコンプなりリミッターなりクリッパーなりのツールを使いましょう。ボーカル、リバーブ、ハット、クラップ…一音一音感情のこもった流れるような音量というのがあるはずです。ノイズや歯擦音除去も基本は音量下げればいい話。プロも口を酸っぱくして語る。違いは細かいオートメーションだ。と。
・400K〜5kだけを聴いてEQでバランスを取ってみましょう。
ローやハイが出ないスマホでもイヤホンでも違和感なく鳴るように。あといいスピーカーで聴いても安定感がでる。ミッドレンジを大切にしましょう。
・リファレンスが大事
参考音源を交互に聞いて調整しないといけません。人間の耳はすぐ環境音に適応してしまいますので。適切な参考音源選びにも注意を払いましょう。
・ハットの音は聞こえるか聞こえないかぐらい
人間の耳はフォーカスに合わせて脳内EQがかかります。ポップスではそのぐらいでいいんです。
・その曲の花形周波数はどこか。
その他の周波数はその周波数を飾るために存在する。という意識でEQすると迷いが減る場合があります。人気のマスタリング師かく語りき
・依頼者は真逆の事を言う場合もある
音や音楽は言語化が大変難しいので、つい真逆の事を言う場合がある。そこはいい感じで汲み取ってこそです。難所といえば難所。例えば、音符や音符の長さのことを言っていても、休符やリリースの事かもしれません。三度上の事を三度下と言われるばあいもあります。
・オケとボーカルの音量は同じぐらい
LUFSで合わせてもいいし、PEAKで合わせてもいいでしょう。とにかく基準を決めると試行錯誤の回数は減ります。
・スマホスピーカーは2k以上が強いサチュレーションかかる
モニタスピーカで音楽を聴く人は絶滅危惧種である。たいていの人はSNSで新曲をききます。サチュレーションかけるとモニタスピーカではいい感じになるが、スマホスピーカだと目立ちすぎる。声やリバーブとかは目立つ。ので抑え気味なMIXは増えていると思う。
・緩急あるか?という問題
統計的には緩急無い曲は2秒で飽きます。
・XXXXX
MIXのオーパーツ的な存在がある事を知っています。解明を急いでいますね…スマート系のEQやマルチバンドリミッタ、マキシマイザ、AIマスタリングの類ような気もします。集めた資料をたどると、とにかく単純な秘伝の1ステップであると思われます。音のメリハリのをつけ、太く前に出し、いろんなスピーカ、イヤホン、ヘッドホンでバランスを保つ、そんなマスタリングなプラグインあったら教えてくださいと言いたいところですが、絶対に教えてくれない気がする。まあ自分で調べたほうがベターなため、まだ調査中です。