シロウト・ランナーの市民権
ランニングについて。
陸上経験者はランニングしていてもやっぱり速いヒトが多い。でも、初心者も楽しめるスポーツだと思う。陸上未経験でも「走ること」はできるからだ。さらに個人競技で他人に迷惑をかけることもない。社会人になって健康診断にひっかかって走り出したらハマっちゃったなんて話はよく聞く。
では初心者のシロウト・ランナーがみんな楽しく走れる環境が整っているかと言えばそうでもない。ワタシ自身がそうだ。さぁ走ろうって言ったって、何から始めればいいかよくわからない。仲間もいない。ランナーは孤独だ。
走っているヒトからは「とりあえず走ればいいんだよ」と言われる。イヤイヤ、そもそも高い志があればすでに走っているよ。走りたいと思っていてもなかなか機会をつかめない。ニンゲンそんなに強くない。
あ、そうか。問題は「走りたくなる」かどうかだ。そこに気づいた。
なので、初心者のシロウト・ランナー難民を一人でも救おうとメディアを作ることにした。キーワードは「走りたくなる」だ。
既存の専門誌は、すでに走っているランナー目線。ワタシも仕事で走り出すまで専門誌なんて買ったことすらなかった。(もちろん、ランにハマれば専門誌も面白くなるだろうけど)
ただメディアって言ってもコンテンツは凄くムズカシイ。理想通りにはなかなかいかない。「面白く伝える」ってことは大変だ。
シロウト・ランナーにとっては「面白い」という事が切り口にないと「走りたくなる」につながらない。初心者は興味ないから。専門的な情報なんて。
ランニングに詳しくなるほど、こういった意識は強くなってきた。
今はヒトもリソースも足りない。けどランニング関係者で手伝ってくれるヒトは日々増えている。試行錯誤だ。
ランニング関係者がみんな幸せに走れるようになることが共通ゴール。「面白いね」「走ってみたくなるね」って言ってもらえるメディアを目指したい。
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