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【開催レポート】第3回市民ゼロポイントブックトーク※当日レジュメあり


第3回市民ゼロポイントブックトーク

開催日:2021年4月25日(日) 於:松本市中央公民館
紹介した本:能町みね子著『結婚の奴』(平凡社、2019年)
紹介者:能勢(企画運営委員)
参加者:11名(企画運営委員含む)

当日のレジュメはこちら↓

企画概要のわかるチラシはこちら↓

開催レポート

 今回は超未婚化社会における「結婚」がテーマでした。今回は、結婚と密接に関連するケアと性の話が多く出ました。とくに性の話は、著者が元トランジェンダー女性だったことからそれに関する話が多く出ました。また前回は高齢者の介護という「ケア」、今回は成人間の「ケア」がテーマで、「ケア」の大切さを改めて考えるきっかけになったと思います。以下、当日の状況を簡単ご報告します(記憶をもとに書いているので正確ではありません。その点、ご容赦ください)。

★会場からの声
・近親者における性の多様性の話→大変話しにくい話をしていただきました。詳細はプライバシーもあるため省きますが、非常に性の多様性に関して非常に考えさせるお話でした。

・ニューギニアかどこかではトランスジェンダーを寛容に認めている国がある。

・現在、性は自己選択であるかのように語られるが、性を選ぶことなどできない。自己選択にしてしまうと自己責任になってしまい事態は悪化する。

・性教育・性の相談に携わってきたが、LGBTが社会的課題になる前に性の違和に関する相談があった。

・身近にも未婚者がいる。一人のほうが気楽ではないか。

・結婚で、性とケアが結びついているという発表者からの問いかけがあったが、私は結びついていると思う。

・著者や発表者が紹介してくれた性抜きのケア関係でも「結婚と認めよ」というのは納得できない。年をとったとき同性の友人たちと暮らすかもしれないが、それも「結婚」というのは違和感がある。

・女性は結婚すると性別役割を引き受けざるをえないことから女性同士の親しい関係もあると思う。

(能勢)

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