1270日目の今日からが、再出発の日。
1,270日目
今日は、2017年の10月1日なのだけれども、なんだか特別な気分で今日という日を迎えた気がする。
おとといは一緒に会社をやっている小泉翔と、中野界隈の親友である岡村達弥という2人の誕生日だった。友人たちが1年に1度集まって、あの2人の誕生日を祝うという空間は、ひどく居心地が良い。
今日からは、会社の合宿だ。全国9都市から仲間たちが集まってくる楽しさと同時に、これだけの仲間が増えたことに対する責任感を強く感じる。
今日は、TABIPPOが会社になってから「1270日」という日なのだ。
この数字には特に意味はないし、この文章をこのタイミングで書こうと思った理由も特にないし、ゴールが見当たらないままパソコンをタイピングしている。
この1270日を振り返ってみて。
長いような感じもするし、短いような気もする1270日だった。
もともと、起業なんてしようとも思っていなかった大学生時代。サッカーボールばかりを追いかけ回していた自分に対して「もっと経営の勉強とかしても良かったんだぞ」とこっそり教えてあげたい。
会社をつくってから、ちょうど3年と半年が終わろうとしている。
ほんとうにいろいろとあった。ほんとうに。
事業は順調に伸びているんだと思う。やっていることの幅は広くなってきたし、規模も少しずつ大きくなり、クオリティも上がってきている。
仲間はたくさん増えた。最初にたった3人でスタートした会社が、この3年半でフルタイムで11名も働く会社になった。インターンや編集部のライターも含めると30名を超える大所帯だ。仲間たちへの信頼感も日に日に増していく。
お金の工面は相変わらず厳しい。やりたいことと利益のバランスをとることは思った以上に難しい問題であり、売上が伸びたとしてもキャッシュフローの悪化で現預金はどんどん無くなっていく。銀行から融資が受けられるようになったし、出資を1円も受けずにここまでやれてこれているのには胸を張りたいが、改善の余地は大きい。
(仲間が増えるのは本当に嬉しい)
1270日。
その中で学んできたことは多い。
そして、自分の不甲斐なさを感じることも多かった。
まだ29歳。世間のひとからは「若いのに頑張ってる」って言ってもらえるけれども、顔の老け具合とのギャップからくる言葉なんだと思う。
もう29歳。来年の3月にはついに30歳を迎えることになる。まだ若いから、なんて一言も言い訳ができなくなる年代になったきたということだと思う。
新しい自分をデザインする。
最近は、「30歳からの自分を新しくデザインしていこう」と強く思いながら毎日を生きている。
今までの自分を一度否定するところからはじめて、もういちど自分と向き合っていこうと。そう強く思っている。
これ以上、労働時間は増やせない。いまの段階だと、TABIPPO以外の時間をとってなさすぎると思ってる。もちろん不満はないし、それを自分で選んでやっているので、それはそれで良いと思っているのだが、これ以上は労働時間は増やせない。
そう考えると、やり方を変えていかないといけない。清水直哉というイチ個人が最大限の成果を出すために、世の中に社会的なインパクトを与えていくためには、やり方に変化を持たせていかないといけない。
幸い、9月はゆっくりと考えて自分と向き合うことが出来た。
起業してから1270日が経った今日、10月1日。
30歳という人生がスタートするおよそ半年前から、また新しい自分に向けて。
さぁ、再出発だ。