30Minutes to Mars外伝 黒犬街道機体解説2「アルト・ブラックドッグカスタム」
地球連合軍特務部隊「イマジナリー」所属に所属するワンマンアーミー、コードネーム「ヘルハウンド」が駆るエグザマクス・アルトのアーティファクト改修機。
アーティファクト『魔狼の心臓』の効果により、僅かなりと損傷を負わせた対象を、炎で包む能力を持つ。
この炎は自然界で発生するものとは性質を異にし、本来ならば燃焼するはずのない水中、宇宙空間など如何なる場所であっても発生が可能である。
ヘルハウンドはこの性質を最大限に活用する為、腰部外装に取り付けた有線式遠距離攻撃用クロー装備(グレッグ曰く「魔犬の爪」)二基を用いる事で、有効射程三十メートル以内の敵を攻撃可能としている。
なお、その特殊性から誤解される事も多いが、魔犬の爪による遠隔攻撃そのものはアーティファクトに拠る能力ではなく、二基それぞれに搭載されたカスタム型ロイロイによる自律式の捕捉、移動能力である。
ヘルハウンドはこれら二基の制御、操作に注力せざるを得ないため、実は遠隔攻撃中の本体は至って無防備な状態になるという弱点を抱えている。
それゆえ、機体色は凡その場面において視認性の低い、黒色を採用している。
プロミネンスモード
ブラックドックカスタムに備わった、緊急時用の機能。
『魔狼の心臓』のリミッターを解除し、全てのポテンシャルを引き出すことが可能。
荒ぶる炎が機体全体を覆うように表出し、対象への損傷付帯有無に関わらず、触れたものを灰燼へと帰す。
当モード名はあくまで「イマジナリー」のアーティファクト解析班が便宜的につけた呼称であり、ヘルハウンド自身は極めてシンプルに「俺の本気」と呼んでいる。