30Minutes to Mars機体解説1 「アルトE1」
アルトE1(エクスプローラーズ・ワン)
マンザ機
第113エクスプローラーズ小隊を率いるマンザ=ベアードのアルト。火星地表の色に合わせた赤茶色のカラーリングを施されている。
本機でまず目を引くのは見慣れぬ形状をした頭部ユニットだが、これは度重なるアーティファクト争奪戦の中で中破した本機を改修する際に(当然ではあるが主戦場となる地球とは異なり、火星任務に就く部隊への機体配備は優先度が低いのである)、小隊が確保したクラスCアーティファクトから移植されたものである。
なお当該アーティファクトのクラス規定については、内蔵された機構の多くが既存のエネルギーでは一切作動せず、おそらくは現代科学では再現不可能な未知の動力源を必要とする、との解析班の報告により決定している。
本機においてはエグザマクスの拡張性を活かし、アルトの基本センサー類及びアンテナ類を流用した、いわばハリボテとしての意味合いが強い。しかし搭乗者であるマンザ少尉は、この頭部に元から備えられていた深緑色のバイザーが、センサー保護を目的としたアルトのそれと類似している事から愛着を感じているようだ。