投資について
前回noteで投資に対しての反応幾つか頂いたので書いてみる。あくまで私個人の考え方であり、年齢や所得などの環境はそれぞれ異なるので一般的に正しいとかオススメだとか言っているわけでは毛頭ございませんので宜しくお願いします。
社会人4年目の26歳(2006年)から投資開始。売買履歴を辿ってみたら、2006年2月23日 [ SBIホールディングス 61,000円 購入 ]が初取引。何故これを購入したのかは覚えていない。
当時預貯金は400万円程度だったと思う。"金持ち父さん貧乏父さん"を読んでコツコツ貯金していても金持ちには成れないと思って始めたというありがちなきっかけで、株式投資と同時にFXも初めた。当時レバレッジは300倍(200倍だっけな?異常。現在は最大25倍)とかまで設定可能だったので、最大レバレッジ掛けて勝負したりもしてた(笑)。パチンコやカジノなどのギャンブルは一切やらないのだが、結局2年ほど浸かってしまった。為替市場は株式とは異なり平日24時間オープンしているので、深夜に起きては為替を確認したり、ゴールドジムで夜中筋トレしながらスマホでトレードしたりしてしまって心身に悪影響を及ぼしていた(2流アスリート!)。雇用統計やFOMCの政策金利発表のタイミングに合わせて売買したりしていて1撃で100万ほど儲かることもあれば損することもあり、完全に普通のサラリーマンが行って良い取引ではなく、我ながらぶっ飛んでいたと思う。結果的に2年ほどやって100万円ほどマイナス、俺は一体何をしているのかと思って退場した。苦い思い出です。何かを推奨するわけではないと冒頭書きましたが、FXはやってはいけません!FXは投資ではなくただの投機です。
株式はと言うと当時は短期売買で(今思えば短期も投機だと思う)、原資もあまりなかったので2年ほどの勝ち負けでいうと+20万程度でFXと合算するとマイナス。素人が短期で儲かるはずがなく、機関投資家などのプロにカモにされるだけだという学びを得て暫くノーポジションで冬眠状態。が、2008年9月15日リーマンショック勃発、みるみる下がっていく株価を目の当たりにして参入のチャンス到来と思い、2009年中旬に底を打ったとみて復活。当時1ドル90円あたりまで円高が進んでいて米国株が割安だと言われていたこともあって日本株に加え米国株もトライ。過去の反省を活かしてドルコスト平均法でこつこつタイミングを分散して買い進める長期保有スタンスを取ることにした。
タイミングが良かった。NYダウ平均10,000円以下の時期に参入、現在24,000なので、単純計算で2.5倍ほどになっている。ドル円は80円から120円のレンジで現在107円なので為替もプラスに寄与しているだろう。この10年間は長期保有だろうが短期売買だろうが良いパフォーマンスだったはず。大きな経済トレンドに乗れただけで銘柄選定が優れていたとも思わない。ただ運が良かっただけ。
日本株は縁のある企業の株を幾つか保有している(計20銘柄ほど)。オービック(アメフトチームのスポンサー)やソフトバンク(メインキャリアだったから)、ソニー/スクエニ(ゲーム好きだから)、サイバーエージェント(社会人時代のメインの取引先でキラキラしてたから)、スタバ(ほぼ毎日通っていたから※途中上場廃止)など。自分が普段生活で触れたり関わりのある企業の株は比較的パフォーマンスが良く、逆に良く分からないけどなんとなく伸びそうという動機で買ったものはイマイチ。
米国株はもともとハイテク株が多めだったが、34歳でAmazonを利用してビジネスするようになってからはAmazonにかなり投下している。GAFAやNetflix、Microsoftなど主要IT企業が中心。テスラもイーロン・マスクが好きなので多めに買っている。ナイキやスタバ、ディズニーなど知ってる銘柄がベース(計50銘柄ほど)。ハイテクセクターの比重が高すぎる点についてはよく悩む。現在はコロナショックからだいぶリカバーしていて年始の株価付近にまで戻してきた。コロナショックでも売らなかったしこれからも売らない(連日気が気じゃなかったが)。これから2番底3番底があるかもしれないが下がったら淡々と買っていく。
米国株中心としている理由は単純で、
1. 人口は今後も増加予想 (上図は国連のデータより)
2. イノベーションは米国企業から起こる
3. アメリカ文化のカッコよさは普遍(スポーツ、音楽、映画、ファッションなど)
だから。日々情報収集しているが結局大抵は些細なことで、上記の理由を覆す程のネガティブな事象は起き得ないと思っている。コロナもさすがに10年後には収束しているだろう。20年後(60歳)どうなっているかがポイントで、まあそんな先のことなんて分からないんだけど、米国株に関しては現状より下がる可能性は低いと考えているので、スタンスを変えずにどっしりと構えていたい。インドや中国なども敵わないだろう。個別株は変動が大きいので今後はセクター分散とインデックス系の組み込みを進めていく予定。
短期売買は素人は負けるだろう。売買の頻度が高ければ高いほど負けに収斂していくはずで、素人が考えるタイミングなどプロにとっては格好の餌食で逆手に取られてしまう。最安値で買って最高値で売ることなど不可能なので、伸びそうだと思った銘柄を適当なタイミングで買えばいい。バイ・アンド・ホールドを貫く。
一旦このへんで。次回以降以下のような内容を書こうかと思っています。
・証券会社の選び方(ネット証券やリアル証券の使い分け)
・インカムゲインかキャピタルゲインか
・リスク許容度と年齢の関係
・投資原資をどうつくるか(控除とか脱現金とか)
・資産額推移(さすがにクローズド(有料記事)の中で要望あればかなと。笑)