見出し画像

【バブル】

株や土地などの資産価格が、経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)から乖離して高騰すること。17世紀オランダのチューリップ・バブル、18世紀イギリスのサウスシー・バブル、20世紀日本のバブルなど歴史上、幾度も発生している。

配当や賃料などのインカムゲインではなく、資産の売却によるキャピタルゲインを狙った投機が過熱することが主な発生原因なので、明治初期のウサギバブルなど後世から見ると馬鹿げたものでも投機の対象になる。その際、当事者は投機ではなく投資と信じているといった特徴がある。

バブル期には、高層ビルの高さが記録を更新する、女性のメイクが濃くなる、スカートが短くなるなどの社会現象が起きるとする学説もある。政策論としては、バブルは弾けるまで分からないから、弾けた後の事後対応に注力すべきとするFED Viewと大きく膨らむ前に政策介入すべきとするBIS Viewに分かれる。

一度は経験したいと多くの者が願うが、大抵の場合、バブルが弾けた後遺症は水に流すことができず、焼け野原になるという残酷な真実が待ち構えている。

いいなと思ったら応援しよう!