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【発電コスト】

一定量の電気エネルギーを得るために必要とされる費用。発電所の運用期間を通して掛かる費用を,総発電電力量で割った 1kWh当たりの費用で表される。しばしば原子力と再エネのコスト算定を巡り政治的な争いに発展しがちである。

資源エネルギー庁が 2021年度に計算した主要電源の発電コストは、2020年時点で、

 ・ 石炭火力 :12.5円,LNG火力 11.7円,
 ・ 原子力  :11.5円(政策経費無しだと10.2円),
 ・事業用太陽光:12.9円(政策経費無しだと12.0円)

程度と算定されている。原子力は放射性廃棄物、事故対策等のため、再エネは系統の増強・柔軟化のために多額の政策経費が必要となりそれがコストに反映される。

 なお2030年時点での将来予測だと事業用太陽光のコストは8.2~11.8円程度まで低減する見込みで、これが原子力より安いか高いかということを巡り各地で激しい論争が行われ膨大なエネルギーと時間が消費されている。


<参考費用>
https://kotobank.jp/word/%E7%99%BA%E9%9B%BB%E5%8E%9F%E4%BE%A1-160204

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