【高考】(ガオカオ)
チャイナの大学統一入学試験。正式名称「普通高等学校招生全国統一考試」の略称。
行政区域によって試験内容が異なるが、国語(チャイ語)総合・数学・外国語の必須科目に加えて、文系総合・理系総合などの組み合わせで750点満点の筆記試験方式を採用する行政区域が最も多い。
「科挙」試験が存在したお国柄であって、現在は14億人の莫大な人口規模、共産党エリート選抜体制、一人っ子政策、学習の民間産業化などの大型燃料が投下されてしまったためチャイナの受験戦争は世界でもトップレベルの熾烈さを極める。近年の受験者数は1000万人を超える。
最難関大学に入れればバラ色の人生、さもなくば…と考えられているため、優秀な子供に対して、地元ムラや親族総出で応援する。高考当日は戦場に向かう兵士を送り出すかのような光景が全国で一斉に見られる。試験会場までの移動トラブルがあった場合に、警官が会場までポリスカーで送り届けてくれたなど人民全員お助けモードのホッコリストーリーなども多数登場する。
チャイナの若年層は高考のための勉強時間が多く恋愛をする時間も無いので、大学入学後に凄まじい恋愛パワーを爆発させる。夜の大学内では積極的な情事シーンが散見される。