スタグフレーション

景気停滞を意味するスタグネーション（Stagnation）と物価上昇を意味するインフレーション（Inflation）を組み合わせた造語。その名のとおり、景気停滞下での物価上昇を意味する。1970年代のオイルショックによるスタグフレーションが有名。

景気が良ければ物価が上がり、景気が悪ければ物価が上がらないという単純な二分法を粉砕するパワーワード。景気が悪化して、賃金が増えない、あるいは失業が増加する中で物価が上昇するため、経済が混乱することがある。混乱のあまり、経済政策が急旋回するが、そのことでより混乱が広がることも多い。

突然やってきて、政策と関係なく収まっても、なぜか政策当局の手柄にされることでも知られる。