【五毛党】

チャイナの官製ネット世論形成のための工作活動に従事する者のこと。正式には「インターネット評論員」という。正式な職位というよりも、宣伝当局のために組織的に働く有償ボランティアの類であり、プロとしての統率がとれた動きがとれる体制ではない。

2000年代中頃に1コメントあたり5角(＝5毛＝0.5元)が支払われるという公式文書が出回ったため、この五毛党と称されるようになった。その後は、当局の関与に関わらずチャイナの体制を擁護する言論者に対して、五毛党と呼ぶネット文化が定着した。侮蔑の意味を含んで呼ばれることが多い。

SNS上で、相手に対して「お前は五毛党だ」とすぐにレッテル貼りする者との対話は、不毛であることが多いので注意したい。