【財務省】

中央省庁再編により2001年(平成13)1月に設置された国の行政機関
旧大蔵省から金融行政を除く行政事務と権限を概ね引き継いだが、新規に設置された経済財政諮問会議に予算編成の基本方針の策定権限を委譲させられるなど大幅に権限は縮小された。なお分離された金融行政は金融庁が受け継いでいる。

財務省設置法によれば
「健全な財政の確保、適正かつ公平な課税の実現、税関業務の適正な運営、国庫の適正な管理、通貨に対する信頼の維持及び外国為替の安定の確保を図ること」
を任務としているが、大幅に権限が縮小したにもかかわらず「日本を裏から支配し緊縮財政を政府に強いるもの」として「Z」の愛称と共に、一部陰謀論者、積極財政論者からのヘイトを一身に背負っている。

内部部局として、大臣官房のほか、主計局、主税局、関税局、理財局、国際局、外局として国税庁が置かれている。2010年代前半までは「官庁の中の官庁」として絶大な権力と就職人気を誇ったが(建物からして偉そうである)、第二次安倍政権誕生以降、官邸中枢から遠ざけられる傾向があり、また、数々のスキャンダルの舞台となったこともあり近年その地位が危ぶまれている。

<参考文献>

コトバンクhttps://kotobank.jp/word/%E8%B2%A1%E5%8B%99%E7%9C%81-176329

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